苧引きをする
むいた表皮を水につけてふやかしている間、お昼をいただきました。
初『高遠そば』!
大根の搾りつゆで食べるそうです。
見るのも食べるものはじめて。
同席の女性が『きのうはからむしの天ぷらいただきましたよ』
すると、からむし先生のタイさんが、
『あんなもん、めずらしだけで、ンまかね』
名物なのに、一刀両断!

さて、お昼を食べたら『苧引き(おひき)』の時間です。
参加者は6名。
なんだかディープで知的な話をしていると思ったら、学者さんが2名、麻を学んで来年はからむし織りを専門に志す女の子、山形で苧麻を復活させようとがんばっている農家の男性・・・など、ホイホイと何も考えずに来たのは、フセともう一人の女子大生の女の子だけ(仲間に入れてゴメン)?でした。
話を聞いていると、からむし専門家は『麻』といえば『大麻』、苧麻は『からむし』と明確に区別しているようです。
さて、お昼を食べたら『苧引き(おひき)』の時間です。

からむしの表皮の緑の部分を、専用の道具でこそげ落とします。

こんな感じで。がんばれ~。
こそげ落とす専用の『苧引きがね』

こんな道具があるなんて、知らなかった。

からむし先生は、さすがにスピードが違う。

ひかれたからむし。青白くって美しい。この状態を『青苧(あおそ)』といいます。
繊維がビヨンビヨンと弾力があって、強靭です。

さおにかけて、干しておきます。
糸につむぐのは、明日の作業。
(つづく!)
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