苧績み(おうみ)と糸車
本日は糸作りです。
先生は、糸作りの熟練者タケノさんにバトンタッチ。

水に浸した青苧を、手で裂いて細くしてゆきます。
そこからがたいへん!
青苧の繊維を、手で!つなげて長~くしてゆきます!(苧績みといいます)
私などは体験なので、ある程度ですが、たとえば着物一着、縦糸分作るには、・・・
と考えると、気の遠くなる作業。

青苧は大体1m前後くらい。端と端をつないで、縄をなうような感じで。

手で!全部手で!


つないだ繊維は、曲げわっぱの『苧桶(おぼけ)』に入れておきます。
糸ぐるま登場!
やまんば気分が盛り上がります。
この糸ぐるまで糸にヨリをかけてゆきます。
左足で糸の方向というか、向きを操作します。
フセがつないだ糸は、とちゅう何度もつっかえて、そのたび
タケノさんが『ん~??』と、ほぐしては直してくれました。
タケノさんがつないだ糸は、どんなに引っ張ってもビクともしないのに、フセのはかんたんにはずれます。

じゃじゃーん。つむいだからむし。
カヤ(ススキの茎)に巻きつけてあります。
眠り姫をさした糸かせを彷彿します。さされてもフセは寝ないけど。
これを、糸枠に巻き取ってゆくそうです。(今回はこの工程はなし)
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