2018.01.20撚糸ワークショップ

この日は蚕絲館さんにより『撚糸』のワークショップが行われました。

座繰りで引いた生糸は、そのままだと糸がバラけやすく、扱いが大変なため、

糸に『撚り』をかける『撚糸』を行います。

糸に『撚り』を加えることで、繊維がまとまり、強くなって扱いもしやすくなります。

ワークショップでは、糸車を使って行います。

上と下の写真は『かせ』を枠に巻き直しているところ。

 

巻き取り中。。。

 

慣れるまで、ちょっとタイヘンな糸車。。。

枠に巻き取った糸を撚りかけします。

 

でも、次第に慣れて、午後にはみなさんスムーズに糸車を操ってらっしゃいました。

 

▲動画です▲

ホカホカ。

撚りをかけた生糸は、蒸し器で蒸して、撚りどめします。

 

お茶タイムでひと息つきましょう。

東先生が陸稲(おかぼ)のお団子を作ってきてくれました。

東先生の作ってきてくれるおやつは、しみじみおいしい、

懐かしい味わいのお菓子で、大好きです^^

 

蒸しあがった生糸は、カセに巻き直します。

2本の糸を1本に合糸してあります。

 

糸車で管に巻いた時の巻き具合次第で、カセに巻き取り直す時に、つっかえてしまうことも。

初めてのレクチャーでは、五里霧中というか、まるで樹海の中を案内されているようで、

『???』の連続なのですが、通しで体験してみると、

『ああ、あの時のアレが、ここに響くのかー!』と よくわかります。

 

でも今回のみなさんは、とてもスムーズで撚りかけの糸量もはかどりました!

 

手前が座繰りしただけの生糸。奥が撚糸された生糸。座繰りしたてのような光沢は失せていますが、

この後に生糸を柔らかくする『精練』を行うと。。。

 

一番奥が精練した絹糸。

撚糸の後に、精練を行うとうっとりするほど柔らかく、輝くような美しい絹糸になります。

精練したい方は、ご連絡くださーい。