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蚕絲館の東先生のレクチャーで、この日は真綿作りのワークショップを開催しました。
『真綿』は、繭からつくったわたの事です。
むかしは『わた』といえば、
繭から作ったものが当たり前でしたが
江戸時代以降、木綿わたが普及し、
それを『わた』と呼ぶようになったので
絹のわたは、『ほんとうのわた』という事で
『真綿』と呼んで区別するようになったそうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=631x10000:format=jpg/path/s49b7105b3388bb8f/image/ie44f2e2cdf0d742e/version/1504957600/image.jpg)
繭は、重曹をくわえ、鍋で煮ておき、やわらかくします。
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やわらかくなった繭は、水の中でチョイチョイとたたきながら、
広げてゆきます。『水まんじゅう』と呼んでいました。
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繭をひろげてひっくり返し、
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こんな風に五つの繭をひろげて重ね、
指にひっかけてゆきます。
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そして角真綿の枠にひろげてゆきます。
なかなか大変。
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力をこめて四方にバランスよくのばしてゆくのですが、難しいのです!
東先生が用意してくれた昔の文献には、
座繰りよりも真綿作りの方が習得するのに
時間がかかったとかいてあります。
体験された方々も、口々に難しい!!とおっしゃっていました。
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5粒の繭を広げてかさね、それを4回繰り返し、で1セット。
水気をしぼり、たたみます。
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このように三角にたたむ方法も。
真綿の油気をぬくため、中性洗剤を含んだ
水につけておくことがあるそうなのですが、
その時にせっかくつくった真綿が
水の中であばれてゴチャゴチャに
なってしまわないように、とのことです。
真綿作りの知恵です!
真綿は、とても軽くて暖かく、体に負担がすくないので、掛布団やはんてんの中身に使われました。
店主フセも真綿のふとんを使っておりますが、ほんとーーに心地よいんですよ。
今回参加された方は、この真綿をひいて、坂田先生の教室で紬糸をつくるそうです!
楽しみです。
真綿作りワークショップは、3名様以上のお申込みで定期講習日以外でも開催できます。
ご興味ある方は、ぜひお問合せ下さいませ。
ちなみに、次回の座繰りワークショップは、10/7(土)、8(日)。
9/9現在、どちらも残席3.
両日、遠方からのお申込みを頂いていて、なんとしても最小遂行人数3名に達したい!
みなさまのご参加お待ちしております!!
お申込みは、mail@ton-cara.com
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