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繭を引きのばして作ったわた『真綿まわた』から
ひたすら繊維をひきだし糸をつくるのが紬つむぎ糸。
この日は坂田先生が紬糸つくりのレクチャーを行いました。
(ところで『真綿』って、木綿わたと誤解されがちですが、
繭から作られたわたのこと。むかし木綿が普及する前は
繭から作られたわたを『わた』と呼んでいましたが
江戸時代に木綿が普及して、それまで『わた』と呼んでいた
絹のわたを『まわた』と呼ぶようになりました)
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これが紬糸。ところどころ細かいフシがあり、
力強くあたたかみのある風合いは、
機械製糸では生まれません。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=604x10000:format=jpg/path/s49b7105b3388bb8f/image/i7fd0a7387ad34951/version/1498655313/image.jpg)
紬台に角真綿(かくまわた)をひろげ、繊維をひきだし、
キュッとよりながら、糸を作りためてゆきます。
これは郡上紬のやり方です。
坂田先生は郡上紬を再生し、有名にした
人間国宝・故 宗廣力三氏の開設した
工房で修業をしていました。
ただひたすら、繊維をひきだして糸にしてゆきます。
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作りためた糸をかせ上げします。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=564x10000:format=jpg/path/s49b7105b3388bb8f/image/i453eecccf20bb96b/version/1498655867/image.jpg)
じゃーーん。
こんなにできました!
とてもきれい。
機械を通さない手作りの糸は、
不思議なあたたかみを感じます。
この日は県外からいらっしゃった方のご依頼で
定期教室以外の日でレクチャーを行いましたが、
通常の織り教室でも要望があればレクチャーできますよ!
紬糸での織りはちょっと大変ですけど。。。
糸を作りためながら織りを習い、腕があがれば
トライできますね。
坂田先生の織り教室は第一月曜・第三日曜日です。
紬糸を作りたい場合は準備があるので
あらかじめお伝えくださいませ。
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