2018晩秋蚕 養蚕ワークショップ【その3】お蚕上げ

養蚕ワークショップ、24日目。

ムチムチと大きくなったお蚕さんは、体が飴色に透けはじめて大きく首を振り始めます。

『熟蚕(じゅくさん)』という状態です。

このタイミングに合わせ、繭を作るための部屋、『蔟(まぶし)』に入れてやります。

お蚕上げです。

 

お蚕さんを桑の枝ごと集め、機械にかけてふるい落として集めて行きます。

この機械がない場合は、手でふるい落とします。

手作業は、、、何万頭も作業する場合は、ちょっと大変ですよね。

 

さらにゴミやフンなどから分離して、サンタクロースの袋のように抱えて、風通しの良い二階へ運びます。

 

滑車で二階へ。

湿気が少なく風通しの良い二階で繭を作ってもらうので、

群馬の養蚕農家さんは、こう言った滑車やエレベーターが設置されている所が多かったようです。

だいたい1000頭ずつ入りますので、それくらいになるように重さをはかります。

ワークショップの間、せっせと組み立てた蔟の出番です。 

蔟に流し込むように入れてやります。

 

 

蔟に馴染んだ頃あいを見計らって、蔟を吊るします。

尿受けをセッティングして、完成!

 

 

最初に入れた4セットを吊るして、あとはタイミングを待ちます。

夜になってしまうので、ワークショップの参加者さんたちのお仕事は、本日はこれにて終了!

 

10/4の繭かきには、きっと立派な繭ができていますね。

 

お楽しみに^^