2020養蚕WS【晩秋蚕】2

およそ一ヶ月近く行われた養蚕WSも、10/6に最終日を迎えました。

まぶしの中に作られた繭をこれから収穫します。

 

回転枠から取り外したまぶしを日にかざし、できの悪い繭を手で取り除いてゆきます。

 

一般的な農家で使用される機械をつかった収穫のほか、手で押し出してかき集める方法や、

 

わらを編んで作られた『わらまぶし』からの収穫も体験します。

 

 

こうして収穫された繭。

翌日からはこの繭を煮て糸を引く『座繰りWS』が四日間開催されます。

 

繭の中のお蚕さんは、まだ生きている状態です。

通常、蚕絲館さんの座繰りWSでは、冷凍させた繭を使用しますので、生きた状態から糸を引けるのは、繭を収穫した直後の数日間だけ。ですので毎回人気です。

 

引いた糸は、その後の機織り教室で糸染めし、ストールや帯、着尺などを織ることができます。

 

 

自分でお世話したお蚕さんの繭から糸を取り、染めて布に仕上げる、、、

一枚の布にどれだけの時間や労力が注がれているか、ご自分の手で感じることができます。

いちから作る、世界にたった一枚の織物。

ご興味ある方はぜひぜひ体験してみてください^^

詳細コチラ

 

また、お蚕さんが繭を作る『まぶし』ですが、蚕絲館さんレクチャーで『わらまぶし』を編むWSもあります!

 

何万頭も飼育する農家では『回転まぶし』を使うところがほとんどですが、ご家庭で飼育する場合は、稲わらを編んで作る、この『わらまぶし』が場所をとらず使いやすいと思います。

このわらまぶしを作る道具は、昔の道具をもとにした蚕絲館さんオリジナルで、3種類の大きさのわらまぶしを作ることができます。

ご希望の方があれば、その都度募集して開催できます。

詳細コチラ

 

 


2020年の養蚕WSは、コロナ禍の影響で、残念ながら春蚕の時は開催でず、晩秋蚕のみの開催となりました。。。

2021年は、2−3月の様子を見ながら春蚕の養蚕WS開催について決めたいと思います。