私たちの暮らす土地にはその場所ごとの風土や慣習があります。
暮らしが根ざす土地に軸を置き、身近な植物に丁寧に向き合い、
何世代にもわたり染めを追求してきたのが草木屋さんです。
『草木染』という言葉は、今でこそ一般的になりましたが
講師の山崎樹彦さんのおじいさん、山崎斌さんによって生み出されました。
合成染料が台頭し、世界を席捲しはじめた明治の頃、
むかしながらの天然染料を合成染料と区別するために、そう命名したのだそうです。
いまは『草木染』と銘打ち天然染料を使いながら、有機溶剤を利用し、機械化して効率よく生産する染織技術も多くあるでしょう。
でも、山崎さんがはぐくむ色は『風土が生み出した色』。
その土地をうるおす水を介し、そこから生ずる草木の恵みを頂き、
ひとの手による仕事であること、そして水が帰ってゆく山野に負担をかけないこと。
その姿勢を大切にしながら長年かけて構築された理論と実践による草木染を学ぶことができます。
植物を煮出して染液を作り、浸したり、刷毛でひいて染める草木染講習です。
開講日:季節ごとの講習になります。
夏の藍の生葉の多色染め、採集から始まる鎮守の森の桜染め、冬の紅皿作りなど。その他 希望があれば開催可能です(最小遂行人数4名〜)
講習料:6,600円
材料費は型染講習料の中に含まれますが、そのほかにもお求めいただけます。(ストール1,100円~)、材料お持ち込みも可
時間:10~16 時(昼食1時間)
(昼食ご用意できます。おまかせランチ900円要予約)
冬季薪と暖房代:300円/月(11〜4月)
お申込みは、ton-cara 担当フセまで。
TEL:027-368-2370
e-mail:mail@ton-cara.com
遠方の方はton-caraにお泊りいただけます。詳しく見る。
山崎樹彦
高崎市生まれ 。北大理学部卒業。
草木屋・草木染伝習所主宰 。
“ 風土に根ざした草木染め ” の確立を目指して、季節ごとの植物に向き合い、制作・研究を続けている。