心の欲するままに、自習と学びの日々

これは生皮苧(キビソ)糸。

キビソは繭の周りの部分の繊維。

生糸の製糸では取り除いてしまいますが、

これはこれで精練すると

ふわふわとした優しい風合いになります。

この日機織りを受講された方が蚕絲館さんで買いもとめ、

自力で精練して染めたものです。

 

染織は今回が生まれて初めてだそう。

この一週間トンカラを拠点に、草木屋さんの染め講習に参加したり、

上田や岡谷や高山社に糸や織りの勉強に行ったり、

撚糸の教室に参加したり、

それと並行して手探りながら、

蚕絲館さんの助言を基に

ゴワゴワのキビソをトンカラの施設を使って精練してみたり、

草木屋さんの講習を思い出しながら

ブナの木で染めてみたり。

とにかくひたむきで熱心。

 

そうして自力で用意したキビソの糸を使い、

この日の坂田先生の機織り教室で横糸に打ち込みます。

 

ブナで染めたキビソ糸はうっすらとした赤みを帯びてやわらかな色合い。

 

午後は繭をやわらかくして広げて伸ばした『真綿』から

繊維を引き出し糸を作る、紬糸作り。

紬糸作りは、機織り教室の番外編的な講習ですが、

ご希望があればレクチャーします。

ちなみに次回の機織り教室は8/20(日)でーす。

 

糸をひたすら引き出して、縒る、の繰り返し。

今回は体験のみですが、

1着分の糸を作るには膨大な時間がかかります。

 

2時間かけ、これだけできました。

 

キビソの織物も、ふさを仕上げて出来上がり。

で、できました〜〜。。。

 

 


Yさんを見ながら、この一週間、わたしも自分のことを思い出していました。

色んな方に『なんで?』『どうして?』と質問攻めにし、

変なことをたくさん聞いていたと思いますが、

どの方も快く自分の知識を与えてくれたり、

『これが知りたい・ここへ行きたい・この人に会ってみたい』ということに

惜しみない協力をしてくれました。

 

わたし自身はあまり何も持っていませんが、

トンカラは人と人が出会う駅、

ひとの歴史と歴史が混じり合って

和音が広がってゆくような市(いち)のような所でありたいな、

と思いました。

 

Yさんは、これから自分の歴史を、どう織り上げてゆくでしょう。

きっとたくさんのひとやものが、助けてくれる気がします。

 

 

 

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座繰りワークショップ ステップアップ講座 糸車による撚糸

座繰り器で引いた生糸。

とても美しいですが、布になるためには、この先いくつもの工程があります。

今回は、生糸にヨリをかける『撚糸(ねんし)』。

このワークショップでは、糸車を使って撚糸を体験してみます。

 

蚕絲館の東先生による渾身のテキスト。

まず、『撚糸』について、

座学による講習です。

 

座繰りで引いた生糸は、かるーーくヨリがかかっていますが、

実用に耐える絹糸にするために、糸にちゃんとヨリをかけるのです。

 

今回は、2本の糸を合わせて1本にし、ヨリをかける予定。

一つのカセを二つに分ける作業です。

 

お昼を食べて頑張りましょう。

今日はとろろ汁とマグロの煮物です。

 

作業再開。二つに分けた生糸を一本に合わせます。

生糸は水にしっかりつけておきます。

 

一本にした生糸は、糸車を使って、撚りかけます。

初めての糸車は、結構苦戦。

なかなか言うことを聞いてくれません。

 

生糸のくせや、糸車のくせもあり、

仲良くなるまで時間がかかります。

 

管に巻いた生糸は、蒸して冷ますことでヨリを定着させます。

 

かせあげをして、今日は終了!

お疲れ様でした。

座繰りだと、結構糸が引けるのに、糸車はあまり進まなくて、

参加された方も

『へこんだ』『全然進まない』『本当大変なんですね』

とおっしゃっていました。

今は撚糸は普通機械で行います。

でも糸作りの一つの過程、

機械任せの部分を手作業でやってみるって、

ものを作る工程がとても理解しやすいと思いますし、

貴重な体験になると思います。

 

これまでトンカラで座繰りをされて、

撚糸のような次の工程を体験してみたいという方があれば、

お問い合わせくださいませ。

 

ちなみに、次回の定期講習日は

8/17(木)18(金)

今度は通常の座繰りです。

8/17ご希望の方が、ただいま1名様いらっしゃいますが、

最小遂行人数3名様での開催になるため、

大大大募集中です!

お待ちしていまーーーす。

 

お申込はton-caraまで

tel:027−368−2370

mail@ton-cara.com

 

 

 

 

 

 

 

 

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鎮守の森の草木染め、開催リポート

ton-caraから歩いて20分くらいのところにある

鷺宮咲前神社(さぎのみやさきさきじんじゃ)は、

534年のご創建だそうで、由緒のとても古い神社です。

境内にはこんもりとした森があり、今回椿や桜を採集させてもらい、

大昔のような椿灰汁による媒染を使った桜染めの教室を開催いたしました。

 

講師は草木屋の山崎先生。

高枝ばさみで葉を剪定してゆき

みんなで採集します。

 

椿は生木のまま燃やして灰をとります。

 

トンカラから火吹き棒を持ってきてみました。

火吹き棒、威力、素晴らしいです。

 

椿灰から灰汁をとります。

 

灰汁は濾してゴミや上澄みを使います。

草木染めをする時は、色を定着させる

『媒染ばいせん』を行います。

今は精製された鉄やアルミなどの重金属を使いますが、

昔はこのように椿灰汁を利用するなどしていました。

椿の葉は、アルミを蓄える性質を持っているのだそう。

大昔の人は、どうしてそれに気がついたんでしょうね。

 

同時に桜の葉も採集。

 

煮出します。桜餅の香りが漂います!

 

葉からも桜色が取れますが、枝を煮出しておいておき、

赤みが増した染液も使いました。

 

しまった。

麦茶が置いてあったところに染液や媒染を置いたから、

『ご自由にお飲み下さい』の下げ札がそのままだ。

飲んじゃいけません。

 

染めと洗いと媒染とを繰り返して。。。

 

じゃーーーーん。

こんなに大物も染まりました。

フラダンスのスカートに使われるんだそう。

こんなスカートで踊れたら素敵ですね。

 

それぞれ皆さん、染めの作業を行います。

 

これは蚕絲館の東さんが引いた生糸。

見事な桜色。

 

発色しにくい木綿も、重ねて染めることで

濃い色を得られました。

(右が重ね染め前、左が重ね染め後)

 

桜は、水に対しての染料の量を多くすることで、

こんな鮮やかな黄色を得ることができます。

 

桜色と黄色のこんなグラデーションも。

 

染め上がったものは、

宮司さんに祝詞をあげてご祈祷してもらいました。

 

鎮守の森の恵みの色、素晴らしい色合いに染め上がりました。

とても楽しい教室でした。

神様、宮司様、関係者のみなさま、ありがとうございました!

 


次回の草木染め教室は9/19(火)・20(水)。

藍・茜・桑・五倍子を使って重ね染めを行います。

色を重ねることでどんな染め上がりになるでしょうか。

 

詳細はこちら

お申し込みはton-caraふせまで。

mail@ton-cara.com

 

 

 

 

 

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碓氷製糸見学ツアー開催しました

碓氷製糸さんは、国内最大の生糸の製糸工場。

蚕絲館さんで20日間にわたっておこなわれた

養蚕ワークショップの打ち上げとして、

碓氷製糸さんを見学するツアーを開催しました。

せっかくなので、養蚕ワークショップに

参加されていない方にもむけて募集をしたところ

予想以上のご応募があり、多くの方が関心をよせている

産業であることを感じました。

 

解説の係の方が、案内をしてくれます。

碓氷製糸さんは、『碓氷製糸農業協同組合』という農協組織でしたが、

養蚕農家である組合員の減少や高齢化から、今年株式会社になりました。

 

県内外から運ばれてきた繭が、ここに集まります。

奥には各企業名が印字された繭の袋。

 

この袋にパンパンに詰めると、15kgになるそうです。

繭は『俵』で数えます。1俵はだいたい60kg。

いまは繭の収穫量も生産量も減って、

一日1俵も使わないそう。

 

運ばれてきた繭は、ここで熱風にかけ、乾燥させます。

この過程で、中の蛹は死んでしまいます。

 

二階へ続く、長い階段とベルトコンベアー。

繭倉庫に繭をはこぶものです。

 

選繭(せんけん)。悪い繭をチェックし取り除きます。

 

煮られた繭は、お蚕さんが吐き始めた

周りの部分の繊維『きびそ』をとってから製糸されます。

下は手作業による座繰りの動画。

どちらも同じ『みご箒』が使われています。

 

これは繭の小さい『小石丸』用。

 

『きびそ』です。きびそは漢字で書くと『生皮苧』。

生糸にはなりませんが、化粧品などに使われるそう。

この糸も織物に使うと面白い風合いのものができあがります。

 

生糸の製糸機械。富岡製糸とほぼ同型の機械が現役で稼働しています。

 

キビソ(繭のまわりの部分の繊維)をとった繭は箱に入れられ

グルグルと機械のまわりを回ります。

製糸の機械は、繭が薄くなったりして生糸が細くなると

レバーをピューと伸ばし箱の中から繭を補充します。

 

ここでは、だいたい7粒くらいの繭から生糸を引いています。

糸が細くなったりしたら、この黄色い箱から補充されます。

 

ちなみにこれは手回しの座繰り。

手作業による繭の補充はこういう感じです。

 

途中で糸が切れてしまった繭たちは、

回収されて、また最初からやり直し。

 

製糸された生糸は大枠にまき直し、『かせ』にします。

 

座繰りと養蚕の講師をしてくれている蚕絲館の東先生は、

座繰りをするために群馬に来て、碓氷製糸でしばらく働いていました。

『ここで夜、真っ暗な中、揚げ返しの練習してたんですよー』と聞いて、絶句。

見学してみると実感できると思いますが、

女子ひとり、ここで時を過ごすのは、こわいです。。。

東さんには絶句させられてばかりです。

 


かつて、生糸は日本の経済を支える大事な輸出品でした。

海外に出すクオリティの生糸を機械製糸により生産していたのですが、

昭和37年、生糸の輸入自由化により

生産量は激減。

現在、国内で流通している絹のうち

純国産は1%にもみたない状況です。

そして機械製糸の工場は、現在日本に2社のみとなっております。

 

 

解説の方が、『若い方を入れたくても、

彼らが定年を迎えるまでに

ここが存続しているという保証がもてない』と言っていたのが印象的でした。

 

 

ちなみに、碓氷製糸の詳細なリポートは、

すでに東先生のご主人が過去にアップしています。

あのツアーの中で、どうやってこんなに写真撮ったんだろう??

というくらい詳細なリポート!ぜひご覧ください。

こちらから

 

見学のあとは磯部簗さんでお食事会。

鮎御膳をいただきました。

 

東先生より養蚕ワークショップの修了証が手渡されました。

お疲れ様でした!

 


養蚕ワークショップ、9月は黄色い繭をつくる

『ぐんま黄金』を飼育します!

『ぐんま黄金』は今回とりかかったら

しばらくは育てないそうですよ。

ワークショップ期間中、このようなツアーも

開催したいと考えております。

ご興味ある方は、ぜひお問い合わせくださいませ!

詳細コチラ

 

お申込み・お問合せは

mail@ton-cara.com

 

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生藍の多色染めと干し葉藍染め

7/18-19の草木屋さんの草木染教室は藍。

生葉では多色染め、

干し葉で青を染めます。

 

生葉ではまず50度のお湯を用意します。

 

生の葉と50度のお湯とで

 

密閉すること2時間。

藍の葉が持つ酵素反応を利用するそうです。

 

2時間経過。

葉を取り出した水はうっすらと色づいています。

 

そこからバリエーション展開。

さきほどの液を煮立たせたり

 

生葉をミキサーにかけたものを加えたり

アルミ媒染をしたり

 

それにしても暑いです。

アルミ媒染の写真取り忘れました。

ごめんなさい。

 

生葉で染めたストール。

綿なので発色は薄めです。

 

藍の生葉からこれだけの色が!

 

二日目は干し葉藍。

藍の葉を乾燥させたものです。

生葉は今の季節限定ですが

干し葉は通年染められます。

 

ハイドロサルファイトとソーダ灰を加えて煮ます。

 

藍と桑の葉とあわせて緑色に染めたい!

という要望が初日に出まして

二日目は急きょ重ね染めも決行。

そういうリクエストを山崎先生は喜びます。

 

藍、反応中。

 

絹のストールは干し葉でこんな色に。

 

糸染めは桑とあわせて、めざせ緑。

 

これは絹。

やっぱり絹は発色しやすいですね。

 

これは藍の花。

とてもきれいで、何かしないともったいない。

『ふせさん、これで何か描けば?』と言われましたが、、、

アドリブに弱いフセは突然言われても

何も思い浮かばない。

藍の花は夏の暑さと共に散りました。。。

 

藍で染めた絹のネックウォーマー。

50度処理の染液のままで染めたもの、

それを加熱した染液や、生葉ジュースを加えたもの、

アルミ媒染を施したもの。

干し葉藍で染めたものなど。

藍からこんなに色んな色が生まれるなんて。

 

藍の染色条件による試験布!

毎月一枚づつ増えてゆきます。

コレクションが楽しくなってきました。

 


藍の多色染めは来年も行います!

気になる方は、チェックしてみてくださいね。

 


次回の草木染教室は8/1-2

咲前神社での野外授業!

神社の椿を採集しそれで椿灰汁をつくって媒染にし

同時進行で採集した桜の葉を使い染め上げます。大昔からの媒染方法です。

詳しくはコチラ

 


9月の草木染教室は9/19-20.

19日は桑の試験染織をおこない

20日には藍・茜・五倍子を用意して

重ね染めの実践をします!

 

お申込みはton-caraまで。

たくさんの方のご参加お待ちしておりまーす

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和綿の教室 7/12 摘芯と今年初めてのつぼみ

今日は和綿の教室でした。

とても暑い中、休みながらの畑仕事です。

 

ここはこんにゃくの産地。

畑に過去のイモが埋蔵されているため

あちこちから、こんにゃくが勝手に生えてきます。

とってもとっても出てくるので、

どなたかほしい方がいたら

お声がけください。

 

ほんとに暑い。

飯塚先生の日よけ対策が、『おーい!はに丸くん』のようです。

それにしても暑い日でした。

 

傍らではむくげの花がまっさかり。

わたと同じアオイ科の仲間です。

 

わた、こんなに大きくなっているんですよ!

ほかと比べても生育がいいみたい。

近所のおじいさんが昔この辺では

わたを育てていたと言っていました。

もともとわた栽培にむいた土地なのかもしれませんね。

 

生育がとてもいいので、摘芯までしました。

上に伸びないよう、先の部分を摘みます。

上に伸びるとそこにパワーがそそがれてしまい、

よい綿花が育たないのです。

 

なんと。

つぼみが付いていました。

今年はじめて。

咲き始めは赤いですが、開くと黄色くなります。

 

畑仕事のあとは、講義です。

有用植物としての綿、

繊維の構造やはたらき、

世界中の綿の、いろんな種類など。

 

今日のお昼は春巻きでーす。

 

午後は糸紡ぎ。

連続して練習しているから、

きれいな糸をとても早く紡げるようになりました!

 

ぽつぽつと来たと思ったら、突然すごい雨。

外が雨でもうもうと見えます。

でも涼しくなってよかった。

 


きっと次回にはたくさんの花が咲いていることでしょう。

次回の和綿の教室は7/27(木)。

いつもは水曜ですが、今度だけ木曜になっておりますので、

お気をつけて。

 

お問合せ、お申込みは 

ton-caraまで。

 

mail@ton-cara.com

 

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連続!座繰りワークショップ。

第一土・日、第三木・金曜日は蚕絲館の東先生による

座繰りワークショップ!

 

今日は養蚕ワークショップで先月収穫した

ご自分の繭を使う方もありました。

感慨深いものがあります。

 

ところで看板に使っていた謎の板は、

東先生のお知り合いの大工さんによって

雪かきの道具であったことが判明。

なぞの備品が多いton-cara。

 

繭を煮ています。

温度調節や蒸らし加減など、微妙なコツがいります。

うまく煮えないと糸が順調に出てきてくれません。

 

お湯の中で煮られた繭、

ひとつひとつから繊維がひきだされ、

なべの上の『弓』でひとつになり、

奥でクルクルまわっている

『鼓車(こしゃ)』でよりかけられ、

一本の生糸として

小枠に巻き取られてゆきます。

 

お昼ですよー。

今日はタイ風とりめし。

レタスは東先生が育てたものを頂きました。

 

ご飯を食べたら午後も頑張ります。

ガラガラガラガラ・・・座繰り器をあやつる音がひびきます。

 

かせに巻きなおしたものに『あみそ』をかけます。

見ていると簡単そうだけど、やってみると

『???』

な、あみそがけ。

 

二日目。

連日で受講される方が3名。

やはり二日連続でレッスンをすると、

身につき方が違います。

そのため座繰りワークショップは

第一土・日、第三木・金と連日で

受講できるようになっています。

 

連日でされていると、みなさん、

体の動きが昨日とまるでちがいます!

 

ところでお昼です。

今日は手作りコロッケ。

今日も蚕絲館さんのレタス登場!

たけのこと一緒に煮てあるお豆も

蚕絲館さんが育てたもの。

ごちそうさまでーす。

 

ご飯を食べたらがんばります。

 

昨日とは、手つきが違う!

二日連日効果!

 

目つきも違う!

二日連日効果!

 

だいぶ太った小枠。

通常ワークショップでは、

一日で300gの繭を引くのですが、

この日はみなさん、400gも引きました!

二日連日効果!

 

どーーーーん!

400gの繭から引いた生糸。

輝いています。

 

この後、ヨリをかける『撚糸』、

そして生糸をやわらかくする『精練』へと進みます。

 

はじめての方、二回目の方、

二日連続でされる方、

養蚕ワークショップで知り合われた方、

いろいろでしたが、

はじめて出会った方々も、

そうとは思えないような

楽しい時間でした。

 

貴重な時間をありがとうございました!

 

 


近日の座繰りワークショップは

7/20(木)、21(金)、8/5(土)、8/6(日)

残席は7/2現在それぞれ2席です。

 

8/5(土)は、特別講習の希望があり、席は埋まってしまっています。

8/6(日)は、いよいよ撚糸に進む方がありますので、

これまで参加された方で、撚糸をしたいという方はいかがでしょうか。

8/6は、現在残席2。

もう1席も埋まるかもしれませんので、お問い合わせはお早めに!

 

お申込みは

mail@ton-cara.com

まで!

 

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和綿の教室 施肥

ゴールデンウィーク明けに種をまき

5/18に芽が出た和綿は

こんなに大きくなりました。

今日は肥料をやります。ちょっと遅いくらい。

 

まずは草取り。毎回草取り。

畝の間からこんにゃくがニョッキリ生えていました。

こんにゃくは植え替え。

寒くなったら収穫しよう。

 

Kさんの農作業スタイルが素敵だったので

写真撮ってしまいました。

エプロンは柿渋です。

 

斜めになってしまっている苗たちは、

姿勢をととのえて

今のうちに軌道をもどしてやります。

 

肥料は株の脇にふたつかみ。

 

農作業がひと段落すると、栗の木の下でお茶タイム。

いつも盛り上がって長引いてしまうので、

今日はタイマーをかける飯塚先生。

 

タイマーのおかげで午前中から勉強がはかどります。

今日は江戸時代の『綿圃要務』などの

文献をもとに講義がありました。

 

機織りをめざしての糸作りですから、

今日は機結びの練習も。

こぶが小さく解けにくい結び方。

機織りには必須です。

 

そして今日も糸紡ぎ。

スピンドルを使い自宅で練習されている方もあり

みなさんドンドンたまってゆきます。

 

おやつは差し入れにもらった びわ。

採れたてですって。

 


和綿の教室、次回は7/12(水)です。

詳細はこちら

お申込みはmail@ton-cara.comまで!

 

 

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紬糸作りのレクチャー

繭を引きのばして作ったわた『真綿まわた』から

ひたすら繊維をひきだし糸をつくるのが紬つむぎ糸。

この日は坂田先生が紬糸つくりのレクチャーを行いました。

(ところで『真綿』って、木綿わたと誤解されがちですが、

繭から作られたわたのこと。むかし木綿が普及する前は

繭から作られたわたを『わた』と呼んでいましたが

江戸時代に木綿が普及して、それまで『わた』と呼んでいた

絹のわたを『まわた』と呼ぶようになりました)

 

これが紬糸。ところどころ細かいフシがあり、

力強くあたたかみのある風合いは、

機械製糸では生まれません。

 

 

紬台に角真綿(かくまわた)をひろげ、繊維をひきだし、

キュッとよりながら、糸を作りためてゆきます。

これは郡上紬のやり方です。

坂田先生は郡上紬を再生し、有名にした

人間国宝・故 宗廣力三氏の開設した

 

工房で修業をしていました。

 

ただひたすら、繊維をひきだして糸にしてゆきます。

 

作りためた糸をかせ上げします。

 

じゃーーん。

こんなにできました!

 

とてもきれい。

機械を通さない手作りの糸は、

不思議なあたたかみを感じます。

 


この日は県外からいらっしゃった方のご依頼で

定期教室以外の日でレクチャーを行いましたが、

通常の織り教室でも要望があればレクチャーできますよ!

紬糸での織りはちょっと大変ですけど。。。

糸を作りためながら織りを習い、腕があがれば

トライできますね。

坂田先生の織り教室は第一月曜・第三日曜日です。

紬糸を作りたい場合は準備があるので

あらかじめお伝えくださいませ。

くわしくはコチラ!

 

 

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草木染教室 五倍子染めと栗染め

6/21・22で開催された草木染教室。

今回は五倍子と栗です。

五倍子はヌルデの木にできる虫こぶ↑↑↑。

むかしはお歯黒に使われました。

 

中の虫を取ってしまいます。

 

20分煮出します。

料理教室のようですね。

 

栗も煮ます。

試験布に使うのは芯材のチップです。

 

天然染料は、予想していた結果が出ないこともあります。

今回も途中まで『うーーーん??』と

山崎先生考えていましたが

 

鉄で媒染して乾かしたら予想していた結果が出ました。

ホッ?

五倍子は染料の量が多いほど発色しにくくなります。

1~4はリットルあたり20gの五倍子、

5~6はリットルあたり5gの五倍子。

その液を希釈して染めます。

それぞれで希釈の濃度をかえています。

原液の方が色が薄いという不思議。

今回は綿で染めたいという方が多かったので

試験布も木綿です。

 

こちらは栗。

上がアルミ媒染、下は鉄媒染。

染料が多いほど赤みが強いようです。

 

一日目の結果をふまえて二日目GO。

二日目は栗の採集もします。

取り払わなきゃと思っていた枯れ枝も

ついでに切ってくれました。

ありがとうございます。

 

採集はやっぱり楽しいです。

 

葉っぱと、枝と芯材。

自分の出したい色をめざして。

 

栗の芯材で引き染めも同時併行。

 

作品製作も着々と。

 

午後まで日にさらされていた引き染めは

 

鉄媒染され水で洗われ

 

きれいな茄子色になりました。

 

こちらは五倍子染め。

ところどころ紐でしばって模様を出しました。

とても素敵。

 

今日もみなさんたくさん染められました!

 


次回の草木染教室は、7/18(火)19(水)

テーマは

初日は生葉、二日目は干し葉で。

生の葉は青だけではなく、抽出の仕方でいろんな色を引き出せるそうです。

干し葉を使った方法は、覚えておくと夏以外でもできますね。

 

お申込みは

mail@ton-cara.comまで!

『こういうのがやりたい!』というのが

ありましたら、あらかじめ教えてください。

お応えしますよ!


8/1(火)、2(水)の教室は、近くの咲前神社で行います。

椿と桜を採集して染める教室。

こちらもお待ちしておりまーす。

 

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織り教室・整経台出動。

第一月曜・第三日曜は坂田先生の織り教室。

この日は整経台がはじめて活躍。

整経は機を織るときの経糸を

必要な長さ分、『綾』をとりながら準備する仕事です。

卓上機にそのまま経糸を張ることもできるのですが、

整経台を使っての整経の練習です。

 

この日は初参加の方もありました。

初めての方は

あらかじめ経糸がはられた

卓上機をつかって裂き織りコースターを織ります!

 

何度か受講している方は、

カリキュラムをすすめて

ご自分で経糸の準備から。

 

今回は、ウールのティーマットを織り、

全体的に縮ませる

『縮絨しゅくじゅう』まで習う予定です。

縮絨することで

フワフワ、モコモコっとした

暖かな質感が生まれます。

 

 

筬通し(おさどおし)がもうすぐ終わります。

 

坂田先生、よそを向いてお話をしていても、

生徒さんが間違えると

『あっ、そこ!』と言って振り返ります。

どこの目で見てるんでしょう。

不思議です。

 

ton-cara、家が古く隙間が多く、

網戸のない窓も多いため

虫よけアロマが大活躍です。。。

 

そうこうするうちに、コースターが4枚織れました!

 

経糸の準備がおわったウールマットも、

着々と進んでいます!

織り上がりが楽しみ。

 


卓上機だけでなく、

高機(たかばた)の準備もできてますよ!

高機は、トンカラ織るイメージの機織り機です。

近日中に高機体験会も予定しております。

ご興味ある方はお問い合わせください。

 


坂田先生の機織り教室、7月は、

7/3(月)、7/16(日)開催です。

お申込みはton-caraまでご連絡ください!

mail@ton-cara.com

 

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座繰りワークショップ・生繰り!

蚕絲館さんの養蚕ワークショップで収穫した3kgの繭!

6/12収穫したものを冷凍前に生糸にしたいという

ご要望があり、6/15・16とこの繭を使って

座繰りワークショップを開催。

 

 

3kg、どーーーん。

たっぷり引けそう。

『生繰り(なまぐり)』といって

今しかできない糸が引けます。

  

今しないと、このままなら、あと数日で

蛾が出てきてしまう!のです。

 

最初に東先生の実演と説明。

はじめは少ない粒数で練習です。

 

今日のお昼はコナリエさんの生パスタです。

 

ご飯をたべて、また再開。

カラカラという座繰り器をあやつる音。

 

座繰りの動画です。

お湯の中の繭は躍るよう。

 

二日目の講習では、この繭を養蚕ワークショップに

参加された方のお友達みんなで引きました。

 

糸かせが暴れないように糸をかける『アミソがけ』は、

はじめてだと手こずる方が多いです。

 

いつもにましてきれいな生糸。

これが生繰り!

あんなにあった繭がみんなで糸にひいて

残りこれだけになりました。

 

座繰りワークショップの様子は東先生もアップしてくれています。

こちらからご覧になれまーす。

 

 


7月の座繰りワークショップは

7/1(土)7/2(日)7/20(木)7/21(金)です。

 

7/1・・・残席0、 7/2・・・残席1、 7/20・・・残席3、7/21・・・残席4

 

やってみたい!という方がありましたら、

特に7/20にご参加いただければうれしいです。

とても遠方からいらっしゃる方があるのですが、

最小遂行人数に達しないと。。。

せめてもう1名いらっしゃれば、と思います。

気になっていた方は、ぜひぜひご参加ください。

 

お申込みは

mail@ton-cara.com

お待ちしております!

 

 

 

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和綿の教室・間引きです

毎月第二第四水曜日は和綿の教室。

この日は間引きです。

間引きは、ずいぶん悩むところ。

 

飯塚教室では、お互いを支えあうように、

苗を二本を残します。

それにしても梅雨というのに土がカラカラ。

雨降らないですね。

 

どれを残せばいいのかしら~~。

やっぱり悩みます。

 

畑作業がひと段落したら、木陰でお茶タイム。

トンカラのあるじにコーヒーをひかされている飯塚先生。

用事があってやってきた座繰り担当の東先生も一緒にお茶タイム。

 

いつも話が盛り上がり時間がおしてしまう!

遠方からいらっしゃった方もあるので

今日はガンガンやります。

これは綿打ち。種をとりのぞいた綿は繊維がつぶれてしまっています。

そこで弓をはじき、弦の振動でほぐしてゆきます。

 

みなさん、糸紡ぎにいそしみます。

 

とりあえず100gためないと次にいけないのです!

100gの糸をひくって、大変。。。

でもみなさん熱心なので、

どんどん糸がスマートになってゆきます。

糸を紡ぎ、染めて織る!!!

 

次回の和綿教室は6/28(水)

お申込みはton-caraまで!

mail@ton-cara.com

 

 お待ちしておりまーす。

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップ 最終日!

2017年春蚕・養蚕ワークショップ、

20日以上にわたるワークショップも、ついに最終日。

今日は集繭(しゅうけん)、繭かきとも言って、繭の収穫日です!

 

蚕絲館さんへお昼頃、

ton-cara弁当をもって参じたら、

やってるやってる。

 

こうやって繭を光にかざし、

薄いものや繭を作る途中で死んでしまったものなど、

生糸にするのが不向きな繭を除いてゆきます。

 

日が翳っちゃうと見えなくなるから、

お昼あと回しにして、がんばります。

 

がんばりました!

やっとお昼。

最終日のton-cara弁当はかつ丼でーす。

 

午後は繭を収穫してゆきます。

『マユクリン』出動。

 

簇についた毛羽も取らなければなりません。

マユクリンは繭を枠から押し出して収穫しつつ、

毛羽もとるというすぐれもの。

↓FBにマユクリンの働きぶりの動画をあげました。↓

 

有能なマユクリン。

しかしタイミングをまちがえると

繭をつぶしてしまうだけでなく簇も破壊してしまいます。

緊張の一瞬。

平石先生の目がキラリとひかります。

 

毛羽のとれたきれいな繭が続々と出てきました。

 

中のお蚕さんは生きています。

お蚕さんたちの体温で蒸れてしまわないよう、

収穫した繭の山の真ん中にくぼみを作ります。

 

今年の繭は出来がとてもいいそう。

お天気にも恵まれました。

 

今度は回転簇から落ちてしまったりして

藁簇に『入院』していたお蚕さんたちの繭。

こちらは調子のよくないお蚕さんたちなので、

繭の大きさもまちまち。

 

マユクリンは使えません。

手動の毛羽取りで毛羽を取ります。

 

壮観です。

 

20日以上にわたり開催された養蚕ワークショップ。

色んなことがありました。

繭の収穫は、『終わり』ではなく、ここからがまた始まりです。

収穫したのは、きっと繭だけではありません。

繭と、私たちと。この20日間で得たものとともに

どんな道すじを歩むでしょうか。

 

 

この繭から糸を引き、布を織るという方も。

手をかけ、命をいただき、それを布にし身にまとうという行為は、

とても手間のかかる長い道のり。

でも、その道々でとても素晴らしい出会いがたくさんあります。

 

養蚕ワークショップ、秋には黄色の繭をつくる『ぐんま黄金』を育てる予定です。

ご参加お待ちしております!

 

養蚕ワークショップ詳細

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップ17日目(6/5)クライマックス。

連日の養蚕ワークショップ、ついに『ぐんま200』お蚕上げです。

お蚕上げは、お蚕たちを『簇まぶし』という繭を作る部屋に入れてやる作業。

『上簇じょうぞく』とも言います。

 

繭になる時をむかえると、お蚕さんの体は透きとおってきます。

 

このお蚕たちを

 

桑からふるい落として集め

 

滑車で二階に上げ

 

簇に振り分けていれてゆきます。

 

ご飯の時にもレクチャー。

いつもはお昼後2時まで休憩しますが、

今日はあまり休憩している時間がありません。

 

その時を迎えたお蚕さんたちは

飴色になり透きとおってきます。

体の中が絹になる物質で

 

充たされているのだそうです。

 

そして繭ごもりの前にうんちとおしっこをし、

体の中の不要なものを

振りしぼり

出してしまって

内側からすっかりきれいな状態になって

繭をつくります。

 

繭をつくる途中で命を落としてしまうお蚕さんもいます。

一世一代の大仕事です。

 

簇をあげて一夜あけた状態。

繭があちこちで出来はじめています。

 

先に6/3に上げた小石丸(日本の在来種)も

小さなだるま型の繭を作っています。

 

簇などの養蚕道具は手に入りにくくなっています。

これは藁を折りたたんで作る藁簇わらまぶしのレクチャー。

回転簇が入手できなくても、これなら藁があれば作ることができます。

ただ藁簇は、2頭のお蚕さんが一緒に繭をつくってしまう

『玉繭』ができやすいのだそう。

 

藁を折るだけではなくて、編む道具もあります。

 

ここでは藁簇は、回転簇から落ちてしまったお蚕さんたちなどが入院します。

落ちてしまったお蚕さんたちは足の力が弱かったり負傷してしまっていたりで、

また回転簇に入れてやっても落ちてしまうことが多いのだそう。

 

お蚕上げのあとは、落ちてしまったお蚕さんをひろったり

尿受けのそうじをしたりと、

世話をします。

そして繭はつくられてゆき、

6/12,13で繭かきをします!

 

つづく。

 

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップ15−16日目(6/3−4)

6/3、小石丸の上簇(じょうぞく)の日を迎えました。

『お蚕上げ』とも言って、お蚕さんを繭を作るための部屋、

『簇(まぶし)』に移す作業です。

上の写真は枝についているお蚕さんを

ふるい落としている作業です。

 

 

この列のお蚕さんを上げて行きまーす。

 

お蚕上げの部屋は2階です。

滑車を使って上げてゆきます。

 

事前に組んでおいた簇(まぶし)に入れられてゆきます。

 

お昼はカレー。ton-caraからお届け。

お昼を食べてちょっと休んだら作業再開!

 

量りで一定量を量り・・・

 

入れてゆきます。

 

簇を上げる作業は夜から。

簇を上げるタイミングを見ています。

待ち時間に夜食を食べながらお話です。

参加されているKさんが神奈川の骨董で買われた座繰り器(奥)を持ってこられました。

なんと蚕絲館さんの座繰り器と同じ印が記されています!

地元に戻って同じ高校の先輩に出会っちゃった感じです。

 

みんなでお蚕さんの『その時』を

待つ様子が『なんか出産みたいね』

と参加されたKさん。

本当にそんな感じでした。

 

 

20時半すぎになってあげ始めました。

回転簇(かいてんまぶし)。

お蚕さんの上にのぼろうとする性質を利用し

お蚕の重みでクルンと回転します。

すると空き部屋が上にくるので、

部屋に入れなかったお蚕さんがまた上にのぼり

空き部屋に入るという仕組み。

 

部屋に入ったお蚕さん、部屋を探すお蚕さん。

 

あげ終えました!

この日のワークショップ作業は終わり。

 

翌日、咲前神社近くの桑を取りに出かけました。

咲前神社は養蚕と関わりが深く、

蚕絲館さんの蚕室にも咲前神社のお札がありました。

みんなで参拝。

写真のお社は『絹笠様』。

 

絹笠様のいわれを語る平石先生。

 

根子石。

繭のような小石をここから借りてゆき、蚕室において

豊作になったら、一つ倍増してお返しします。

願掛けなどにも借りるそうです。

 

今日は桑の実も摘みます。

これはジャムになります。

 

ここは昔桑畑だったそうですが、放置されて森になってしまいました。

 

桑の実を摘んで。。。

 

ジャム作り。

でも、ビミョーな感じ。。。

実なのにプンプン立ち込める、

桑の葉の青い匂い。

蚕室のにおい。。。

 

いろいろ悩みながら、葉っぱ臭は抑えらたようです。

よかった。。。

コクのある甘みです。

 

参加されているFさんがお抹茶を点ててくれました。

ホッとするひとときです。

 

それから皆で簇から落ちてしまったお蚕さん拾い。

 

これは稲わらを編んで作った藁簇(わらまぶし)。

通称『病院』。

簇に入る前に繭を作り始めてしまったお蚕さんたちなどが入院?します。

 

明日6/5は『ぐんま200』の上簇です!

予定より早めになりました。

 

 

 

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップ(5/29)5齢に入ったお蚕さん

5/29、蚕絲館さんでは お蚕さん脱皮を経て5齢に入りました。

ダーーン。

ずいぶん大きくなりましたね。

 

お蚕さんの食べっぷりが良いようで、

受講されているYさんも蚕絲館に到着するとすぐに給桑。

お蚕さんに桑をくれる作業からです。

この時期になると、桑はもう枝ごとですね。

 

桑の与え方レクチャーです。

飼育台の中にどうやって桑を重ねてゆくのか、とか

どのタイミングでどのくらいの量を与えるのか、とか。

それにしても。。。

平石先生、よく逆さまから絵が描けるなあ、といつも感心します。

 

ツバメが何か言っています。

 

部屋の中では天蚕も順調に育っています。

 

昼ごはんの後、ミャンマーコーヒーを飲みながら、

養蚕の過程について画像付きでレクチャー。

貴重な写真がたくさん。

ちょっと写真を撮って帰ろうと思いながら、

お話が面白いので長居してしまう私。。。

 

ちょっとしたお話からいろんな資料が出てきます。

ちなみにこれは黄色い繭から採れる生糸。

精練すると下のような色になります。

淡ーく黄味がかったなんとも言えない色。

9月からの養蚕ワークショップでは黄色い繭を作る『ぐんま黄金』を育てる予定です。

晩秋蚕ワークショップについて

 

 

また、レクチャーの中で出た質問から、奥州式の座繰り器が出動。

上州座繰り器が歯車で回るのに対し、これはベルトで小枠が回転します。

太い糸は引けませんが、ゆらぎのある糸が引けるそう。

下は動画です。

 

午後は桑畑へ。はじめは手間取っていた桑摘みも慣れてきました。

 

どんどん運ばれてゆく桑。

 

上の動画は蚕絲館さんから頂いた@ton-caraのお蚕さんですが、

モリモリ桑を食べる音が聞こえます。

5齢に入ったお蚕さん、どんどん食べてどんどん大きくなります。

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップ8日目!(5/27)

本日の養蚕ワークショップは『簇(まぶし)』の組み立て!

 

ton-caraでも、蚕絲館さんに頂いたお蚕が『眠(みん)』に入っていました。

天を仰いだまま動きません。

配蚕から2回目の眠。

この後脱皮して、5齢になったら

ガンガン大きくなってモリモリ食べます。

 

蚕絲館さんでも、みんな『眠』。

石灰をかけられています。

消毒のためと、下の桑をしおらせて、

お蚕が新しい葉っぱに上がってくる

タイミングをそろえるためだそう。

 

石灰だらけになっても動じないお蚕さん。

菌やウイルスには弱いくせに、石灰はヘイちゃらのようです。

 

お蚕さんが眠っている間に、できることをする!

『簇(まぶし)』の組み立てです。

簇は、お蚕さんが繭を作るための部屋。

一頭一頭個室です。

 

上の一個一個がこのようにセッティングされ、

 

こうなりまーす。

 

回転簇(かいてんまぶし)。

お蚕の上に登る性質を利用し、

上の部屋がいっぱいになったら

くるんと回転するようになっています。

 

お昼です。

こまちは何が気になるんでしょう。

 

今日のton-caraランチはポークソテー。

がんもとタケノコの煮ものと、カブとキュウリのぬか漬け。

こまちはご飯に散らした鮭フレークが気になっていたみたい。

 

それでは、また次回!

いよいよ5齢でーす。

 

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和綿教室 5/24間引きと草取り

5/10にまいた和綿の種。5/18には一斉に芽が出ました。

草も出ていますねー。草取りしないといけません。

 

草、つよいです。こんなに出ています。

紫蘇がけっこう多いです。もったいないけど、右後方にこんもり茂る緑も紫蘇。

紫蘇の繁殖力はおそるべし。

と、いうわけで、紫蘇もぬいています。

飯塚先生(右)はいつもうれしそうです。

 

間引きも同時進行。

間引き、悩みどころです。

受講されているMさんは、間引いた芽を

手帳に挟んで持ち帰られるみたい。

近々、Mさんが持ってきてくれた炭を

畑にまいてみる予定です。

 

そして画面奥、こんもりと茂る紫蘇。

綿の芽に襲いかからんばかりの勢い。

紫蘇、おそるべし。

 

受講されているMさんが、古代米を米油でサクっとあげた

おかきを持ってきてくれました。

 

 

旧群馬町で雑穀を育てている『こまつ農縁』さん製でーす。

なぜか飯塚先生コマーシャル。

大きな栗の木の下でのお茶会。

 

外でのお茶は気持ちがいいです。

 

お昼は、ただいま蚕絲館さんにて真っ最中の

 

養蚕ワークショップ受講者みなさんと一緒。

いつもお昼の写真撮り忘れてしまうのですが、

これは蚕絲館の東先生が撮った写真を

飯塚先生がインスタグラムにアップしたもの。

共同作業でございます。

 

 

お昼時、蚕絲館さんがton-caraにお蚕100頭持ってきてくれました。

和綿の受講者さんも興味深そう。

飯塚先生も『虫ヤダ』と前に言っていましたが

実際に目の前にしたら手にのせて可愛がっていました。

写真でみたり想像するより、

結構かわいいんですよね。

 

午後は地道に糸紡ぎ。皆さん熱心なのでドンドン上達してゆきます。

ton-cara店主も見習おう~~。。。

作った糸は貯めて、織り機にかけます!

笑い声のたえない教室です。

 


次回の和綿教室は6/14(水)です!

お申込みは mail@ton-cara

TEL:027-368-2370

お申込みの方は、お名前・ご住所・連絡の取れるお電話番号を添えてご連絡くださいませ。

お待ちしておりまーす。

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップ6日目!

養蚕ワークショップ6日目!

初日は4束だった桑。

今日はお蚕さんに120kgくれてやります。

どんどん増えてゆきますね。

 

お蚕さん、着実に成長しています。

この白いのがお蚕さん。

 

ちなみにこれは6日前↑

 

それがいま(5/25)は、こう。

 

今日も桑こきと桑やり。

それから桑畑の草取りが大切で大変な作業なんですって。

 

桑をこくのは後の作業をしやすくするためだそう。

今の時点で枝ごとくれる農家さんも多いのですが、

途中で飼育台の掃除をするときに大量の枝があって大変なので、

その手間をへらすために今桑をこく!

のだそうです。

 

ちなみに今は120kgくれていますが、最終的には400kgを

採集して、くれること3日間!

日増しに労働量が増えてゆきます。

 

桑こき後の枝は、ton-caraでかまどの焚き付け用にもらいまーす。

 

お蚕さん、大きくなっていますよ!

ぐんま200。

 

小石丸。

 

お蚕さんの上から、ちょっとずつ桑が重なるように、

屋根をふくみたいな重ね方で、くれてゆきます。

 

わさっ、わさっ。

 

お蚕さん、もう新しい桑に上がってきている!

この作業が、グレードアップしながら

続いてゆきます!

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップ 2−3日目眠って起きる、お蚕さん。

5/21、養蚕ワークショップ、2日目。今日はお蚕さん寝ています。

『眠みん』と呼ばれる状態。

脱皮前の準備なんですって。

頭を持ち上げて、みな動きません。

 

お蚕さんの上に網を乗せ、その上から桑を与えると

お蚕さんは桑を求めて網の上に移動します。

そして網を持ち上げて、フンや昨日の餌の残り物と分離します。

 

お蚕さんの上から石灰を撒いてゆきます。

これはばい菌を防ぐためと、

お蚕さんが桑を食べるタイミングを揃える働きがあるそう。

 

かまってほしい こまち。

続く。

 

 

養蚕ワークショップ、3日目。

暑い!朝から暑いです。

蚕室は朝から30℃超えですって。

平石先生、養蚕道具を洗浄します。

お嬢さん育ちだからでしょうか、お蚕さんは菌に弱く、

清潔にしないといけません。

朝、納豆食べないで下さいと伝達があってびっくりしました。

 

 

養蚕道具はきれいにして、よく干します!

 

桑の枝の伸ばし方について、語ります。

どうして桑をこの高さにしておくのか〜、

桑の収量はこんな樹形だとどうなるか〜、

この樹形だと作業効率はどうだ〜、

いろいろな試行錯誤があるんですね。

それから蚕の飼い方と桑の種類の関係とか、

養蚕やりたい方は、とても興味ふかい内容ですよ!

 

 

さて、今日はお蚕さんお引越し。

『蚕箔』という写真の台から下の飼育台に移してやります。

 

広げてゆきまーす。

初日より大きくなったけど、

お蚕さんまだちっちゃいですね。

 

そして桑の作業。

重量を量ってみます。

レトロな量りです。

12kg。

 

『持ってみて』

はい。重いです。

 

そして今日も桑をこきます。

 

そして畑に桑を採りに。

 

畑までついてくる こまち。

 

しっかり締まって、ほどけやすい桑の縛り方。

 

悪戦苦闘。

 

『胸、肩、それから頭に載せて。。。』

さらっと言いますが、それ、大変です!

 

東先生、観光の人寄せでない

ガチ労働の大原女のようです。

 

頭上運搬は厳しいです〜。

肩に担いでゆきます。

 

がんばって〜。

重さのあまりでしょうか、トラックまで急ぎ足。

 

とっても暑い日でした。

桑についたクワゴ(蚕の仲間で野生のもの)が見守っていました。

彼の動きはスピーディでした。

 

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2017年春蚕・養蚕ワークショップはじまりました!

5/20より、2017年春蚕・養蚕ワークショップはじまりました!

 

蚕絲館さんが丹精込めて育てた桑畑!緑がきれいです。

 

午前中は桑摘み。

養蚕は東先生とご夫婦で蚕絲館を営む、平石先生もレクチャーします。

 

まずは一束。しっかり締められ、すぐにほどける紐のかけ方を実践。

きっと最終日にはスイスイでしょう。

 

バチンバチンと剪定ばさみの音がひびきます。

 

枝が太く、苦戦します。

これも最終日頃にはスイスイでしょう。

 

どんどんできてゆく桑の束

 

『桑摘み』という可愛らしい言葉で、

いいのでしょうか、この作業。。。

桑で人間が見えない。

『頭の上にのせると楽だよ』、と平石先生。

はじめての女子には厳しいデショウ。

これも終わり頃には、難なく頭上運搬をされているかもしれません。

 

本日分の桑がとれました!

 

運び込んだ桑の葉っぱをしごいてゆきます。

 

これから迎える小さなお蚕さんの為に桑を刻んでゆきます。

 

桑切の様子です。

レトロなマシンが素敵です。

 

そしてやってきました。安中市農協稚蚕飼育所。

3齢以前の小さなお蚕が育てられていた施設。

いまは稼働していませんが、ここで配蚕がおこなわれる、

という事でton-cara店主もヒョコヒョコついてきました。

 

チラッ。ぐんま200です。

 

特別に稚蚕飼育所の中も見せてくれました。

壁のむこうに、幼いお蚕を守るとてもクリーンな部屋があって

そこからお蚕はベルトコンベヤーで流れてき、ここで作業をしていたそうです。

 

お蚕さん、蚕絲館に到着!

 

蚕座に等分にむかえるため、手で分けてゆきます。

下にはこれまでお蚕のエサとなってきた

人工飼料とお蚕のフン。

 

蚕座に広げてゆきまーす。

 

網入れの作業。お蚕の上から網をかけます。

この上に桑をくれる事でお蚕が上ってきて、人工飼料から分離できます。

 

咲前神社の養蚕守護のお札が見守っています。

 

こまちは寝ています。

 

網の上から桑をやります。

 

もんじゃ焼きの土手を作る要領で。。。

 

眠いこまち。

 

こんな感じで桑をやります。

 

そうこうするうちに、稚蚕飼育所から『小石丸』が到着!

皇室で育てられている日本在来種のお蚕。

これはワークショップと別に

蚕絲館さんがご注文を受けて育てる分ですが、

同時に育てるので『ぐんま200』と見比べることができますよ!

『言われてみれば品があるわね!』と参加者の方。

言われてみれば、ぐんま200よりモジャモジャした動きがおとなしい気がします。

 

 

気が付くと、ぐんま200は人工飼料から

採れたての桑の葉へ移っています。

やっぱり新鮮な桑の方がおいしいかい?

桑を食む音がピチピチ聞こえます。

 

 


これより、6/12か13まで、養蚕作業!

このところ暑いから、参加者のみなさん気を付けて!

ton-caraではリポートと

ランチのサポートがんばりまーす。

 

 

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草木染め教室・ブナと摘み草染め

草木屋・山崎先生の草木染め教室。

今日は盛りだくさんなのです。

最初はブナ染めの試験布と作品制作の予定でした。

ですが少し前に、思いついて引き染め↑をしてみよう、ということに。

 

栗の木が2本あるので、その木を利用して掛けて

刷毛を引き染めてゆくのです。

 

綿生地は発色しにくいため豆をミキサーにかけ、

呉汁(ごじる)を作って最初に布に引いておきます。

 

ブナのチップを煮出し

 

引き染めした布は、こんな色合い。

 

ブナ染めの他にも最近思いついてしまったことが。

『今の季節しかできない染め、スズメノエンドウやヨモギで緑染めをしてみよう!』

せっせとスズメノエンドウを採集。

気持ちがいいです。

 

これがスズメノエンドウ。

 

これはスギナ。

 

ヨモギも。

 

ソーダ灰を加え、アルカリで煮ることによってきれいな緑色が抽出されました。

これはヨモギ。

 

スズメノエンドウ。

ソーダ灰を加えたときはきれいな緑が出ましたが、

加えていない場合はあまり出ません。

 

染液にお酢を加え、中性に戻します。

 

手前がお酢を加えてPH調整したもの。

色がクリアです。

 

いつもは銅は使いませんが、今日の青草にはきれいな緑を出すため、銅で媒染です。

 

お昼は麹つけの豚焼きです。ウドと筍のお味噌汁とどうぞ。

 

ブナ染めも併行!上は鉄媒染、下はアルミ媒染。

ブナは量が多いと黄味が強く出るみたいです。

ホント盛りだくさん。

 

あっ!アイロンがない!

と思い出したのが、この家に備品であった古いアイロン。

炭を入れます。はい。コードレスです。

 

ブナ染めの試験布。

 

スギナとスズメノエンドウの試験布。

スズメノエンドウ、とってもきれいな緑です。

 

ブナで試験的に染めてみた、手紡ぎの和綿とわた。

かわいい色合いです。

このわたを紡ぐと、どんな風合いになるでしょう?

 

二日目は雨でしたが、ヨモギを摘む!

 

一日目の結果を踏まえて、染めたいものを染める!

今日は織りをされる方の糸染めが多かったです。

山崎先生、やはりラーメン屋さんのようです。

 

ソーダ灰を使わないスズメノエンドウ。

媒染はアルミ。

明るい黄色です

 

ソーダ灰を使ったヨモギ。媒染は銅。

かわいい緑です。

 

襦袢を染めて裂織りに使われる、という方も。

 

たくさん、染まりました!

左からブナ(アルミ)スズメノエンドウ(アルミ鉄)

スズメノエンドウ(アルミ)ヨモギ(銅)ブナ(鉄)

スギナ(銅)ヨモギ(鉄)

 

草を摘んで染めるのはとても楽しく、皆さん何度も摘んで染められてました。

和気藹々とお話も弾んで、とても楽しい教室でした!

 


来月の草木染め教室は6/21(水)6/22(木)。

 

染料は五倍子(ごばいし)。

ヌルデの木につくヌルデノミミフシが作る虫こぶで

お歯黒の染料としても使われていた染料。

この染料の面白いところは濃く煮出すと染まらないところと

無色透明な液から鉄媒染液を通しすことで一気に色が黒く変わるところにあります。

 

水の割合によって赤みや青み、色の表れ方も違うそう。

ぜひぜひお出かけください。

 

そして思いついちゃったシリーズ第2弾!

来月は五倍子の他、ton-caraの栗の木から

染料を採集して染めてみます。

予定の染料の他に、

『あれがしてみたい』『これで染めてみたい』と

いうのがあったら、おっしゃってください。

みんなで草木の色を楽しみましょう!

 

 

 

麻のお茶会、開催しました。

文字も残らない古い時代から、江戸時代に綿が普及するまで、

日本の長い歴史の中、圧倒的大多数の人々の身を包んできたのは、麻ー『大麻』でした。

 

千葉県君津市で染織伝承館『布衣風衣』を営む渡辺ご夫妻は、

失われてゆく日本の手仕事を何とか次世代に託したいという思いから

長年にわたり各地の日本の染織を取材し記録に取り、伝承活動をされています。

 

会津以北は、綿を育てるのが難しかったため、

東北地方では、自家用に麻を栽培し、糸を作り、織る村が

数十年前までありました。

越後上布などの材料になる『苧麻』は、換金作物として

諸藩は奨励したようです。

今、『麻』と言えば『苧麻』と『亜麻』を指します。

 

でも、土地の人たちが『麻』と呼んでいたのは、大麻でした

これは、藩に納めるためではなく、

自分や家族の身を包む、日々の着衣として作っていました。

 

渡辺ご夫妻は、おそらくその最後の時代のおばあさんにお願いし、

麻の種まきから織るまでを映像に収めました。

 

今はもう、どこにもない風景です。

その記録とともにお話頂きました。

 

麻の苧は、金色です。

この繊維をひたすら割き、ひたすら績(う)み、

糸にします。

何千メートルも、何万メートルも。

ひたすら手で、糸をつなげて行きます。

麻の糸を割いてつなげる作業を『績む』と言います。

『績む』作業と『紡ぐ』作業、ふたつあわせて

『紡績』です。

 

 

麻の糸。写真は布衣風衣にて撮影したものです。

 

麻の布の他に、いろんな古布を持ってきてくださいました。

上ふたつは大麻、

下の縞は芭蕉布。

 

これは『しな布』の米袋。しなの木の繊維で織られています。

強度を持たせるため、バイヤスに縫われています。

古い生活道具としての布は、バイヤス縫いになっているものがよくあるそうです。

そういえば、手ぬぐいを利用した『あずま袋』もそうですね。

 

 

上から、しなの米袋、祭礼に使われた馬の腹がけ、布団側生地。

 

対馬で出たという麻(大麻)の筒そで。

場所柄でしょうか、朝鮮半島の上衣に似ています。

 

麻を作るおばあさんの記録映像。

みなさん、一言も発せず、食い入るように見ています。

 

その村に数十年前まで麻で着物を作る人がいたのは、

趣味であるとか、信念であるとか、そういう事からではなく、

そうせざるをえない環境だったからです。

水を汲むにも、畑をするにも、煮炊きや洗濯にも、スイッチやエンジンで行うのではなかった時代に、

生業と家事労働をこなし、家族のために糸を作り、織ることが、

どんなに手間がかかり、大変であったことか、

私には実感さえできません。

 

貧しい農村では、『間引き』が行なわれました。

家族が生き抜くために、親が幼い子供を殺すのです。

それは、食べるものがないからだと思っていました。

 

でも、食べるものは、結構なんとかなるのだそうです。

着せてやれるものが用意できないから、殺さざるをえないというのです。

そんな時代がありました。

 

私たちは、お金で時間を買いました。

それで、いろいろなものを得ました。

暮らしぶりは、豊かになりました。

 

同時に、多くのものを手放してしまったかもしれません。

 

まだ霜も降りる、冷たい畑に立ち、おばあさんは、はだしの足で土をおこします。

長靴を履くと土が固くなってしまうから。

 

おばあさんがはだしで起こした畑から、

麻はすくすくと伸び、

さやさや揺れる、麻畑の中でニコニコ笑う、

おばあさんの顔はとても美しく、ピカピカと輝いて見えます。

 

おばあさんが、最後に織った麻の反物は、

おばあさんのお葬式に、息子さんが着るための、裃でした。

お母さんが、当たり前に、ご飯を作るように、家族のために作った、

それがこの国の、最後の布だったのかもしれません。

 

今、麻は栽培が禁じられています。

 

なぜ禁じられたのか、いろいろな事情があると思います。

でも忘れ去り、消し去ったのは、私たちの選択であることに、

他ならないと、思うのです。

 


お茶会に参加されたton-cara講師の東さんと飯塚さんもwebにアップされています。

やっぱり視点や写真が素晴らしいなあ、と思いますので、こちらも御覧ください。

 

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手織り おもとや instagram

 

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和綿、種まきです!

4回目を迎えた和綿教室。

今まで畑の準備でしたが、今日はついに種を蒔きます!

写真は藁灰にまぶした伯州綿の種。

灰にまぶすのは殺菌作用と栄養、繊維でからむ種がぱらぱらほぐれる、

それからここに種を蒔いたよー、という目印になる、ということです。

飯塚先生談。

昔はし尿と合わせたそうですが、それはさすがにしていません。。。

 

 

種まきの方法は色々あるようですが、飯塚教室では30cm感覚で6粒ずつ蒔いてゆきます。

6粒で発芽させ、大きくなったら元気なのを2本残して間引きます。

これは飯塚先生が試行錯誤しながら編み出した方法だそうです。

 

土が乾いていると種も見えやすいですが、今日はお湿り。

種にとってはいいみたい。

飯塚先生はいつも楽しそうです。

 

傍らで一足先に成長した亜麻が見守っています。

今日は雨なので花も遠慮がち。

 

土をかぶせたら、手で圧をかけます。

これをすると全然違うそう。

 

畝に延々とつづく、手形の刻印。

 

最後に水やり。

『朝と夕方、たっぷり水をあげてください』

それはもれなく店主フセの仕事となりました。。。

 

飯塚先生がインスタにアップしてくれたton-caraのお昼ご飯。

飯塚先生は写真も上手です。

 

午後は糸紡ぎ。

ブーンブーンという糸車の音が聞こえます。

みなさんとても熱心なので、上達が早いです。

 


次回の和綿教室は5/24(水)です。今度も畑作業から始まります。

管理した畝から収穫した綿はご自分用に使っていただきます。

教室詳細はこちら

お申し込みはmail@ton-cara.com まで!

 

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座繰りワークショップ

昨日は蚕絲館の東先生による座繰りワークショップでした。

座繰りとは、繭をお湯で煮て上州座繰り器にかけ、生糸をとる昔ながらの方法です。

 

東先生が丹精込めて育てた繭。

 

20代の頃、座繰りをするために群馬に来たけれど、養蚕農家さんがどんどんいなくなり、

繭も手に入らなくなる、という現状があって、たった一人で養蚕から始められたそう。

すごい人だ。。。

 

お湯の温度も大切。

 

今回は50粒の繭で煮ます。

 

一粒一粒の繭から細い繊維が出て、『弓』の部分で一つになり

 

鼓のような形の『鼓車(こしゃ)』で撚りがかかって枠に巻き取られてゆきます。

 

カラカラカラカラ。。。(👈枠が回転する音)

 

小枠に巻きとった生糸は大枠に巻き取り直し、『かせ』の状態にします。

 

かせになった糸がぐちゃぐちゃにならないように『アミソ糸』をかけて。。。

 

さばいて干しておきます!

 

思えば、今の生活で絹を身につける機会はとても少なくなっています。

本当に素晴らしい機能を備えた繊維なのに。

ましてや機械製糸でない手作りの糸なんて、目にすることはありません。

 

軽くて、しなやかで、座繰りの生糸のかせは、

銀色の滝のようにきれいです。

ぜひとも、この美しさを見ていただきたいです。。。

 

東先生のワークショップは、この生糸を織れるようにする

撚糸・精練まで行います。

繭は、5/20から始まる養蚕ワークショップで

ご自分の繭を手に入れることもできます。

 

ご参加された方の中には、養蚕ワークショップから始めて繭を収穫し、

座繰りで糸にし染めて一反織るところまで!とおっしゃる方も。

 

すごい!

 

織物をされる方、ものつくりが好きな方、自給自足を目指す方、

天然素材に興味がある方、オススメです。

 

衣食住の『衣』の、いちばん始めの部分から体験できますよー!

 

養蚕ワークショップを詳しく見る

座繰りと蚕糸技術のワークショップを詳しく見る

 


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和綿の教室~畝たて

第二・第四水曜日は土からはじまる和綿の教室。

今回は、前回で耕した畑に畝を作ります!

鍬を持った畑仕事は初めて、とおっしゃりながら、

みなさんヤル気だからでしょうか、きれいな畝がたてられてゆきます。

ちなみに、飯塚先生の手前に横たわっている竹は『ばか棒』というそうです。

この間隔で畝をたてる目印に。

この棒があればバカでも間隔がわかるから『ばか棒』というそうで。。。

口の悪い群馬の方言かと思ったら、立派な建築用語のようです。

びっくり。

 

畝ができましたー。

風で共倒れにならないように、管理や収穫作業がしやすいように

広めにとっています。

 

ひと仕事終えたらお昼の時間です。

今日はコナリエさんの生パスタ。

太めのもっちりしたパスタに、

トンカラ母がコトコト煮込んだトマトソースをからめました。

おいしいですよ!

 

午後になりました。

綿繰りです。

綿の実をかませてハンドルをまわすと、種とわたが分離します。

 

ハンドカーダーで繊維の方向を整えて

長細い『しの』をつくり・・・

 

糸を指で引き出して・・・

 

糸車にかけます!

ブーンブーンと部屋中に鳴り響きます。

 

このように小さいコマをまわすスピンドルでも糸は紡げます。

 

受講されているKさんが、ご自宅でスピンドルで紡いで来られた糸。

とてもしっかりした、きれいな糸!

一度受講しただけなのに、すごい!

 

綿繰りして、カーディングする作業は結構たいへん。

これは飯塚先生が育てた綿を製綿したものです。こちらもお求め頂き紡ぐことができます。

帯に書かれた、和綿の歴史ダイジェストは、胸をうちます。。。

 

お疲れ様でした!

おやつはトンカラ自家製草もちです。

トンカラ母があんこをコトコト煮、

野原で摘んできたよもぎは、もち米と一緒につき、

かまどの燠でこんがり焼きました。

 

 


和綿の教室、5月は5/10(水)、5/24(水)です。

次回は、いよいよ種まき!

『灰まぶし』という昔ながらの方法です。

 

お申込みは

mail@ton-cara.com

TEL:027-368-2370

担当:ふせ

詳しくはコチラご覧ください

お待ちしてまーす。

 

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機織り教室~裂き織りのバッグ~

今日は機織り教室。裂き織りでバッグ用の生地をつくります。

ボックスに詰められた裂き織り用の糸玉、かわいらしいです。

 

前回はコースターでしたが、今回は幅が広くなりました。

 

卓上機だからでしょうか、今回も笑いが絶えない教室です。

でもおしゃべりしてると、時に間違えたり。。。

坂田先生はおしゃべりしてても、自分の作業をしていても、見逃しません。

元に戻る方法をやさしく指導。

 

 

これだけ一日で織るのは、大変だったと思います。

色の組合せも素敵です。

 

ふたつに折ってバッグにすると、こんな感じかな。

裂き織りは丈夫だから、長く使えますね!

 

 

卓上機で織りの仕組みを学んでゆく過程では、こんなノッティング制作も。

ステップアップをしてゆく過程でいろんな織りが体験できます。

手が慣れて、織りの仕組みを一通り学んだら、高機へ。

毎日の暮らしの中で、自分や家族が使うものを一から作れたら素敵ですね。

 

来月の機織り教室は、5/1(月)、5/21(日)です!

詳細はコチラ

 

お申込みは、mail@ton-cara

TEL:027-368-2370 担当ふせまで

 

 

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草木染め教室・春採りのヤシャブシ染め

今日は風土に根ざした草木染め。

春採りのヤシャブシを使って染めます。

そして染色専門店さんで購入したヤシャブシと合わせて比べてみましょう。

ヤシャブシはハンノキの仲間です。

右が買ったヤシャブシ。左が東吾妻で採集したヒメヤシャブシ。

奥が種類が特定できないハンノキの実。

 

 

ヒメヤシャブシと買ったヤシャブシと、それぞれ5g、20g、50gと量り、煮出します。

 

煮ています。

 

鉄で媒染します。

春採りのヤシャブシは黄味が強いみたい。

 

だんだんと黒味を帯びてきました。

 

乾くとこんな感じ。

買ってきたヤシャブシの、グラム数が一番少ない5gバージョンは真っ黒。

ヤシャブシは、量が多いほど染まりにくくなる性質を持っているそうです。

 

今日は糸染めもお願いしてみました。

糸さばきの実演。

巧みに糸をさばく山崎先生は、まるでラーメン職人のようです。

 

その間に2番煎じのヤシャブシも、どんな色が出るか試験してみました。

春採りのヤシャブシの黄味もやや収まり、素敵な銀鼠色に。

 

染められた糸と布。

右側は葛の糸。2番液で染めてあります。

その左は麻の糸。これは1番液、春採りヤシャブシ50g/2ℓ。

どちらも手で績んで糸車でよりをかけてあります。

その左は手紡ぎの綿。葛と同じ液ですが、色の出方が随分異なります。

その左の布は機械紡績の麻。

これは3番液。

いい色です。

色素の量が多いほど染まりにくくなるそうで、

ヤシャブシは染めの作業をする前に煮こぼす人もいるそう。

 

染料店で購入したものは、作業がしやすいようにあらかじめ下処理を施されている場合があるかもしれません。

ですから、買ったヤシャブシに慣れていて、採集したヤシャブシで染めた場合、

『なんでこの色に〜??』となることもあるかも。

性質を知っていたら、目指す色にたどり着く方法が自分でわかるはず。

 

と、いう方法を山崎教室では教えてくれます。

 

 

ついでに、ちょっとやってみたかったのが上。

右が手紡ぎの綿、左が機械紡績の綿。一般的な縫い糸です。

色の入り具合が全然違います。

 

綿は草木染めでは染まりにくいと言いますが、

手紡ぎのものは割とよく染まるんですね。

 

ただ、手紡ぎの糸や、よりがあまい糸は、扱いが大変です。

ですから大量生産する場合は、いろんな薬剤を使い、扱いが楽なように加工します。

縫い糸は引っかかりにくく切れにくいような工夫がされていると思います。

 

色の入り方の違いは、

製糸の作りやよりの強さによるものか、 

機械紡績にかける上での薬剤加工によるものかは、わかりません。 

ただ、同じ『綿』と言っても、こんなに違うんだなあと思いました。

 


次回の風土に根ざした草木染めは、5/16(火),17(水)です。

今度はブナ染め!

ぜひご参加下さい!

 

詳細はこちら

 

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和綿教室 畑の準備と糸紡ぎ

今日は和綿の種をまく畑の準備です。

 

苦土石灰をまいて。。。

 

混ぜ込んでフカフカにしました。

 

 

午前中は畑だったので、お茶を飲んでひと息。

前回参加してくれたWさんが、ご自分で作ったものを見せてくれました。

自作の手芸グッズ入れ。素敵です。

しかも前回習っただけなのに、スピンドルに紡がれた糸がこんなに!

 

紡ぎ損じた綿は、これも自作の腰あてベルトの中綿に!

刺し子もかわいい。

このベルトは原始機やカード織りの時に使うそう。

暮らしの中の道具を手作りする、

そんな日々はton-caraも目指したいところです。

 

なんて盛り上がっていたら、お昼の時間。

今日のご飯は、コロッケと豆ご飯、里芋のお味噌汁です。

 

午後は糸車の練習!

 

綿をシート状にして

 

しのを作り。。。

 

糸車に。

ブーンブーンと鳴り響きます。

紡ぎ損じは、また何かの中綿に。

綿を全て活かしきる、素晴らしいです。

 

今回は飯塚先生が育てた綿を製綿したものを使っています。

これ一つで600円。

糸紡ぎしたい方、はんてんなど作りたい方、ton-caraで販売してますよー。

 

やっぱり何度もなんども繰り返すことで体が覚えますね。

 

しかも今回は、手織り おもとや新聞が配布されました!

『わたのぬいしろ』。

和綿教室に参加してくれた生徒さん限定です!

月一回の発行予定(たぶん)。

飯塚先生の綿や衣に対しての思いや考え・姿勢は、聞いていて、とても勉強になるし面白いのです。

それが文章で読めるなんて。

これがどんどん貯まっていったら、とても大きな財産になりますね。

今から楽しみです。

 

次回講習は4月26日(水)

畑での作業は畝つくりになります。

それから糸紡ぎの実習!

ぜひご参加下さい。

 

詳細はこちら

 

申し込み・お問い合わせは

mail@ton-cata

tel.027-368−2370

ton-cara ふせまで

 

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裂き織りと紬糸つくりの教室

今日は裂き織りと紬糸作りの教室です。

暖かな日和でよかった。

白もくれんもすっかり開きました。

 

講師の坂田先生です。よろしくお願いしまーす!

 

布を細く裂いて作られた糸玉。

これだけでもかわいい。

どんな風に織り上げられるんでしょう。

 

みなさん、どれにしよー、とおっしゃいながら、

それぞれ好きな糸玉を手に取り、横糸にして打ち込んでゆきます。

 

『楽しー!』。

そう言ってくれるのがとてもうれしいです。

 

同じ手仕事をしながらだからでしょうか。

はじめて会った方同士なのにお話もはずんで、何度笑った事でしょう。

 

さて、お昼です。今日のton-cara定食。

豆ごはんと 梅風味のさばの味噌煮、しいたけの煮ものと菜花のごまあえ、

さといもとかぼちゃ・葉玉ねぎのお味噌汁。若いメロンの漬物、蕗みそ。

取材に来ていた上毛新聞の方が、生徒さんのスマホで撮ってくれました。

写真部に所属していたとおっしゃるだけあって、湯気までおいしそうに写っています。

『おれ何しにきたんだろー?』と笑いながら

上毛新聞の方も一緒にご飯を食べてゆかれました。

みんなで食べるご飯はおいしいです。

 

講師の坂田先生は紬の修行をされていますので、

せっかくですから紬糸つくりも体験させてもらいました。

真綿(絹のわた)を手で引っ張りながら、糸をつくります。

難しいーー!

 

おしゃべりしながらも、ちゃくちゃくと作業は進みます!

 

じゃーーん!

 

ばーーーん!

 

できましたーー!

すごい、あんなにおしゃべりしながら、こんなにできている!

とても和気あいあいとした雰囲気の中で、

わたしもとても楽しかったです。

 

坂田先生の教室では裂き織りからはじまり、

少しずつステップアップしながら

織りを楽しむことができます。

次回の教室は4/16(日)です。

詳細はこちら

 

お申込みはmail@ton-cara

TEL.027-368-2370

担当ふせまで。お待ちしてまーす!

 

 

 

座繰り製糸のワークショップ

今日は座繰り製糸のワークショップ!

 

 

座繰りは、繭をお湯で煮て、木製の座繰り器で生糸を巻き取ってゆく製糸方法。

機械製糸にくらべ、ふんわりとした質感があり、

布になった時、独特の空気層が生まれます。

 

 

講師は、蚕絲館を主宰する東先生。

東先生は、京都で座繰り製糸によって作られた布を見、

その糸を求めて、ひとり群馬にやってきて、

座繰りや蚕糸技術・文化・歴史を丹念に取材し、

桑畑からはじめ養蚕・座繰り製糸に日々向き合ってらっしゃいます。

 

 

最初に東先生による説明。

 

では、やってみましょう!

煮えて、ちょうどよくなった状態の

繭を専用の箒でなで。。。

 

お蚕さんが吐き始めた部分の『きびそ』とよばれる糸をズルズルと引き出します。

 

ズルズルー。

 

ふしのないスルスルした糸が出てきたら、

座繰り器の把手をまわし、小枠に巻き取ってゆきます。

 

生糸が巻かれ、だんだんと小枠も重くなってきました。

 

小枠に巻き取られた糸は、かせにするために大枠に巻いてゆきます。

 

今日は東さんの取材でテレビ東京の方がいらっしゃっていました。