2018鎮守の森の草木染めリポート

安中市鷺宮にある咲前神社(さきさきじんじゃ)は古くから地元の方に愛されてきた神社です。境内にはうっそうとした常緑樹の森と、桜があります。

この鎮守の森の椿と桜を採集しておこなう草木染教室を開催しました。ふつうは草木染の媒染(色止め)には精製した鉄やアルミを使いますが、昔は椿を燃やしてその灰から灰汁をつくり、媒染を行っていました。

せっかく椿がたくさんあるので、その昔の方法にのっとって染めてみます。

椿の生木は中々燃えません。

昨年は、火ともし名人がいたからからか、それとも湿気の問題か、わけなく燃えましたが、

今年はみんなで火吹き棒をプープー、ローテーションで午前中いっぱいかかりました。

暑い!

本当に暑いから、途中でクーラーのきいた社務所に入りつつ、休みやすみです。

 

境内の桜もからも、枝葉ごと採集です。

 

鍋で煮て、酸素に触れさせることで桜の染液は赤みをましてゆきます。

 

翌日。

椿灰汁を作成しておきます。これは桜で染め上げたものの媒染(色止め)に使います。

今回作成のストールは、桜の型を使い、あらかじめ色ざしや糊づけしておきました。

ここに桜の色をのせる予定です。

 

材料は持ち込み自由です。

みなさんストールの他、Tシャツやマフラー、織りに使う手紡ぎ糸など、思い思いに染めてゆきます。

染める素材によっても、色の出方がずいぶんことなります。

 

宮司さんから、『これも染めてくれるかな』と、群馬の絹のハンカチをたくさん預かりました。

山崎先生が彫った青海波の型に、これも山崎先生が咲前神社の社紋とロゴを彫り、みなで染めました。

お守りにも使えそう。

 

夕方から、染めたものをもって拝殿に集合!

宮司さんのご祈祷です。

前々日の『さきさき夏市』に出店された方も、それぞれの仕事道具をもって、みなの技術向上と身体健全を咲前神社の神様に祈って頂きました。

暑い中、みなさんありがとうございました!

 


山崎先生の次回の草木染教室は

 

型染・・・9/5(水)、9/6(木)です。

一日目に型を彫り、二日目に染めを行います。ご参加希望の方は『この染料で染めてみたい!』というのがありましたらご連絡ください。

材料のお持ち込みもOKです。

 

藍の7色染め・・・9/12(水)

藍はブルーだけではない!という教室です。藍の生葉から赤や青、紫、黄色など、多様な色素が生み出されてゆく様子は、まるで魔法のようです。

 

お申込みはton-cara布施までお願いしまーす

TEL:027-368-2370

e-mail:mail@ton-cara.com

 

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草木染教室 茜と藍

7/18,19は山崎先生の草木染教室でした。

みなさん、手順も段取りもスムーズで、暑い中黙々と作業にとりかかります。

 

とっても暑い日でした。糊が早く乾きます。そのため一日で何度も染料を刷くことができました。

デザインのお仕事をされているNさんの新作柄。もみじと鹿が素敵。

茜は何度も刷毛で重ねられ、赤く赤くそまってゆきます。

 

十一回引いて、この赤さに。

Nさんの作品はこちらからも見られます。

 

Hさんは、おうちのカーテンを製作中。

もう暗いのに! そしてこんなに暑いのに!がんばっている!

 

どちらもHさんの作品。柿渋で染めたご自宅のカーテン、書道の練習用紙を張り重ねて柿渋を塗った道具箱。日々の道具やおうちの必需品が手仕事でつくられてゆく暮らし、とても豊かな気持ちになれますね。

 

それにしても暑いので二日連続でみんなでつばめベーグルさんのかき氷をたべにゆきました。

かき氷をたべながら、むかし骨董屋でみたかき氷機の話をしました。

かき氷機に天女と三保の松原が鋳込まれていて、そこにかき氷ができあがると、白富士に舞う天女の物語が出来上がるのです。とてもほしかったのですが、ちょっと手が出ない値段でした。

・・・という話をしたら、Nさんがびっくりしながら『いままさに、その柄を作ってるんですけど』

なんですって。

 

これが天女柄。なんということ。

ピンポイント過ぎる。

素敵だ。

藍でも作るという事なので、今度もってきてももらうことにしました。

 

今回はミニ板締めと絞りも少し。

Nさんがインド藍をたくさん持ってきてくれたので染液に投入!

どんな柄になるだろう。

 

こんなの出ましたー。

 

今回もたくさん染まりました。

暑い中、ほんとうにお疲れ様でした!

 

次回の草木染教室は8/1(水)、8/2(木)。

近くの咲前神社で開催します。

椿と桜を採集して椿灰汁の媒染による桜染をおこないます。

詳しくはコチラ

 

お申込みはton-cara フセまで!

TEL:027-368-2370 e-mail:mail@ton-cara.com

 

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機織り教室6月

高機で平織・綾織り・朱子織と色糸の組合せでサンプル作成をクリアしたIさん、念願の絣に挑戦。

自分のデザインにそって作成した設計図をもとに、糸をくくってゆきます。

くくっていない部分が染められ、その組合せで文様を織り出すのです。

それを縦と横の糸、両方にほどこすから、地道に黙々。

6月は、ひたすらくくりです。

 

Aさんは整経がおわったブークレ糸を機にかけ、織りはじめています。

リジットは慣れてらっしゃるようで、順調です。

いつもながら可愛らしい色使い。

むむ? 使っている手芸ハサミも可愛いな。

 

シェフはつづれ織り。

緯糸に色糸を使い経糸の中で組み合わせていくことで絵を描くように織り上げてゆく手法です。

見本のような〇△☐を織り出します。

シェフは性格上、作成の過程で納得がいかないと何度でもやり直し。

緯糸もギュウギュウ詰めておるから、なかなか進まず苦戦しているよう。

 

ここへきて、Iさん何か違うと気づいたそう。

くくる位置ががずれていたようです。たいへんだ。

間違ったまま進むと全体の模様が崩れてしまいます。

坂田先生と一緒にやりなおし。

1歩進んで2歩下がるような感じですが、

1+2=3なので、その歩数もきっと自分の歩いた大切な道のりになりますね。

 

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2018年 春蚕養蚕ワークショップ 5/12-13

10日にはじまった養蚕ワークショップ。

3日目の5/12、参加者のIさんと一緒に蚕座を整えます。まだ小さいお蚕さんは菌やウイルスに弱く、

手で直接触れないように箸や羽箒をつかいます。

参加中は朝ごはんの納豆も禁止です。

 

刻んだ桑の葉にびっしりとついていますね。

 

お蚕さんが小さいうちは、作業があまりハードではありません。

午後は座繰りに使うモロコシ箒をまくために畑仕事。

養蚕から織りまで熱心に学びたいIさんは、秋の収穫を迎えたらこの箒で自分で座繰りをするのかな。

 

翌日。お蚕さん、大きくなっている!

小さいけれど、よく見るお蚕さんの形です。

 

ちなみにこれは初日の様子。

4日でこんなに大きくなるんだ。

 

桑を与えられたお蚕さんは、また室に入ります。

 

平石さんは図解入りで段取りや手順を説明をしてくれます。

毎回絵がうまいなあ、と感心しています。この日も午後は畑仕事。Iさん管理機の練習です。

 

桑畑の仕立ては、管理機が入るように計算されています。

管理機がはいらないと、作業がとっても大変になります。

ですから、苗を植える時には桑が大きくなった時のことを想定して

幹の向きや位置をこまかくチェックしていました。

将来桑を自分で植えることがあったら、養蚕ワークショップに出られた方は、蚕絲館さんでサポートしてくれるそうですよ。

はじめての経験、相談に乗ってくれる人がいるとありがたいですね。

 

東さんのアメブロや、IさんもFB掲載しているので、そちらもご覧ください。

 

 

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草木染め教室、柿渋の型染め

山崎先生の草木染め教室。今日も糊作りからスタート。

みなさん、もう手慣れたものです。

 

自分で作ったデザインをもとに、彫った型。

糊をはいて乾かします。

 

天気が良かったので、車の上にも。

 

本日のミチヨ食堂は、アジの一夜干し。

ミチヨシェフが昨晩干したアジを炭火でこんがり焼き上げました。

 

おやー。今回は新しい技法が。

花びらの部分に色をのせておき、背景を刷毛で染めるそう。

 

お天気が良く、作業びよりです。

柿渋をはいた上にラックや松煙で色を差してゆきます。

 

桜を煮出して浸し染めもしてみました。

可愛らしい桜色が染まります。

 

染料が乾いたら糊を落として行きます。

 

今回出来上がった作品たち。

桃色の背景やざくろの部分はラック。

踊るクマは、柿渋に鉄媒染。

柿渋は日に当たることで色が濃くなってゆくので、しばらく吊るしておこう。

 

生徒さんの作品の一部は、5/13(日)の動楽市にも持ってゆこうと思います。

 

次回の草木染め教室は、5/9(水)・10(木)。

山崎先生は桜を持ってきてくれるそうですが『この染料で染めたい』と言うご要望があれば、可能な範囲でご用意できるそうです。

 

お申込みは、ton-cara e-maii:mail@ton-cara.com

TEL:027−368−2370

担当:布施まで!

 

 

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機織り教室、糸の組合せで文様を織る

機織り教室では、卓上機の生徒さんたちが、どんどん作品を織りあげています。

色糸の入れ方でどんな文様が生まれるかの練習です。

上の写真は網代文様。

 

こちらは高機練習中のIさん。

経糸の準備から。

機織り機の中で、綜絖(経糸が横糸をくぐらせるためにパクパク開く仕掛け)に糸を通したり筬に通したり。体が大きいので窮屈そう。

 

機の微妙な調整も必要。

 

織れてきましたよ。

これも色糸と織りパターンを変えての織りサンプルになります。

 

経糸は3色、綜絖が4枚ある高機で、横糸の色と織りパターンを変えるだけで、こんなに多様なバリエーションが生まれます。

ちょっと踏み木を踏み間違えたところも歴史として残ってしまった。。。(;'∀')

 

 


次回の機織り教室は5/7(月)です。

5/10からは養蚕ワークショップもはじまります!

ご自分で収穫した繭から糸をつくり織ることもできますよー^^

 

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ラックの型染め

草木屋染めの杜 山崎杜人先生の草木染教室。

この日は、デザインのお仕事をされている方が、ご自宅で作製されたデザインをお持ちになりました。

このデザインを元に、型を彫ってゆきます。

 

どれも素敵です。

 

一日目に糊を作っておきます。

デザインが細かいので、今回は型紙に『紗』を張って染める方法を行いました。

遅い時間まで頑張られたので、画像が暗く、紗を張る作業の手がすごいスピードのように見えます。。。

 

翌日は、前の日に作った糊を刷く作業。

今回は製作する量が多かったのですが、

デザインや染織のお仕事をされているので、作業もとても早く、

あっという間に糊づけされてゆきます。

 

今回の染料はラック。カイガラムシの分泌物です。

綿生地に刷いたラックは、かわいらしいピンクになりました。

ラックは、古来黄味のすくない染料として珍重され、薬用にも使われて、

正倉院御物にも保管されています。

 

水の中で糊を落とすと、ラックに重ねた差し色の鳥が浮かび上がりました。

 

 

干すときには暗くなり始めて、ちょっと色が見えにくいのですけど(;^_^A

デザインが素敵なうえに、差し色が生きて、全体が生き生きとして見えます。

次回の草木染教室は、3/28(水)、3/29(木)です。

28日は型染めの型彫りと糊作り、29日は藍を基本にした重ね染めと引き染め。

重ね染めにより緑や紫が生まれます。

 

ご自分の染めだしたい図案や、染めたいものがある方は、お持ちください。

 

お待ちしております。

 

お問合せは ton-cara 

TEL:027-368-2370 

e-mail:mail@ton-cara.com 

担当布施まで。

 

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機織り教室 整経と縮絨

坂田先生の機織り教室。

今日初めてのIさんは、機織り経験はあるけれど整経など

経糸の支度から行ったことがないということで、初回でしたが整経からレクチャー。

本格的に習いたい!という熱い思いをお持ちでしたので、坂田先生もビシばし!

ウソです。坂田先生とっても優しいですよ。

 

やる気に満ちていて作業も早かったので、カメラマンがうっかり目を離している間に

すでに筬通しも終わってしまっていた!

 

お昼です。

おぎのやさんの釜めし、、、のうつわですが、

中身はミチヨシェフの釜めし。

意見の分かれるアンズは入っていません。

ゆっくり食べて午後に備えましょう。

 

午後、ミチヨシェフはウールマットの縮絨を習いました。

ウール繊維はキューティクルのようなウロコ状の繊維です。

ある程度の熱を加えたりしてギュウギュウもむと、

繊維のウロコ同士がからまりあい、縮んでゆくのです。

 

左、縮絨前。右、縮絨後。

ずいぶん風合いが変わりました。

キュッと縮んで厚みも出たので、熱いポットや小さな鍋などを敷いてもいいです。

 

また、目を離しているうちにIさんはウールマットを半分織ってしまっておりました。

早いです!

いずれはお蚕さんを飼って糸を引き、織る仕事がしたいとのことです。

そんな方がここから巣立っていったら うれしいな。

 

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2018.01.20撚糸ワークショップ

この日は蚕絲館さんにより『撚糸』のワークショップが行われました。

座繰りで引いた生糸は、そのままだと糸がバラけやすく、扱いが大変なため、

糸に『撚り』をかける『撚糸』を行います。

糸に『撚り』を加えることで、繊維がまとまり、強くなって扱いもしやすくなります。

ワークショップでは、糸車を使って行います。

上と下の写真は『かせ』を枠に巻き直しているところ。

 

巻き取り中。。。

 

慣れるまで、ちょっとタイヘンな糸車。。。

枠に巻き取った糸を撚りかけします。

 

でも、次第に慣れて、午後にはみなさんスムーズに糸車を操ってらっしゃいました。

 

▲動画です▲

ホカホカ。

撚りをかけた生糸は、蒸し器で蒸して、撚りどめします。

 

お茶タイムでひと息つきましょう。

東先生が陸稲(おかぼ)のお団子を作ってきてくれました。

東先生の作ってきてくれるおやつは、しみじみおいしい、

懐かしい味わいのお菓子で、大好きです^^

 

蒸しあがった生糸は、カセに巻き直します。

2本の糸を1本に合糸してあります。

 

糸車で管に巻いた時の巻き具合次第で、カセに巻き取り直す時に、つっかえてしまうことも。

初めてのレクチャーでは、五里霧中というか、まるで樹海の中を案内されているようで、

『???』の連続なのですが、通しで体験してみると、

『ああ、あの時のアレが、ここに響くのかー!』と よくわかります。

 

でも今回のみなさんは、とてもスムーズで撚りかけの糸量もはかどりました!

 

手前が座繰りしただけの生糸。奥が撚糸された生糸。座繰りしたてのような光沢は失せていますが、

この後に生糸を柔らかくする『精練』を行うと。。。

 

一番奥が精練した絹糸。

撚糸の後に、精練を行うとうっとりするほど柔らかく、輝くような美しい絹糸になります。

精練したい方は、ご連絡くださーい。

 


2月の座繰りワークショップは、

2/3(土)、2/4(日)、2/15(木)、2/16(金)

2/15−16に遠くからご参加希望の方がいらっしゃるのですが、最小遂行人数に達していないため大大大募集中‼︎

気になっている方は、ぜひどうぞ〜。

 

お申し込みは

ton-cara TEL:027−368−2370 e-mail:mail@ton-cara.com

 

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草木染め教室 【山桃と茜による型染め】

草木屋 染の杜 山崎先生による草木染教室。

前々回、まんがのキャラを型染用に用意されていたKさん、

とっても細かい線を彫ってらっしゃいましたが、、、

年改まり、キャラクター、5人衆が彫りあがってきましたー。

すごい。お疲れ様でした!

 

と、いいながら染めの作業はこれから始まります。

今日も糊つくり。

 

型紙に糊をはいただけの布も、素敵なのです。

 

今回の染料は、茜にヤマモモを使います。

 

毎回やっているので伸子(しんし)張りが早くなったHさん。

 

茜は、綿でも鮮やかに発色します。

布バッグ、きれいな赤ですね。

Hさんの桜の型染は、重ね染めをして、たそがれ時の桜を思わせる色合いです。

 

手も、だんだん赤く染まってゆく。。。(;'∀')

 

座繰りの講師をしてくれている蚕絲館の東さんが自作の繭飾りをくれたので、

小正月のこの日、みんなで収穫して頂きました!

 

Kさんの作品は、ほしいという方がたくさんいらっしゃったそうで、

5人衆の手ぬぐいを、色も違えてなんと10枚も染められていました!

染め場は、軽く工場のようになっておりました。。。

 

前回彫ったHさんの蓮。

この前はキブシとコブナグサで染めましたが、今回はヤマモモで染色。

色が変わると印象もずいぶん変わります。

 

型染は、一度彫ると何度でも使えるのがいいですね。

 


次回の草木染教室は、

2/27(火)28(水)です。

今度はラック(紫鉱)で染めます。

ラックの別名は花没薬、紫鉱。

遣唐使によってもちこまれて正倉院などで薬用として使われていました。

当時黄色味のない赤(ピンク)が染める事ができるとして重宝された染料です。

お楽しみにー。

 

お申込みは。。。

ton-cara 

TEL:027-368-2370 

e-mail:mail@ton-cara.com

担当 布施まで!

 

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こぶなぐさと松煙による型染

草木屋 染の杜 山崎先生による草木染教室。

今回はみなさん、好きな図柄をお持ちになり、その型を彫って染める予定です。

 

お庭の蓮をご自分で撮った写真からおこす方、それからブータンの吉祥文様で彫られる方。

ブータンの文様は、この文様で以前刺繍をされたのだそう。素敵です。

 

ある程度型が彫れたら、染めの作業場で糊作りです。

作業場、寒くてすいません。

そのうち改善します。

 

みなさん、日が暮れてもカリカリと熱心に型彫り。

合宿のようです。

 

翌日。型が彫りあがりました。

夜遅くまで頑張ったそう!

ブータンの吉祥文様は8つで1セット。文様も細かいから大変そうでした!

 

型をもとに昨日つくった糊を付けます。

蓮、きれいです!

 

ブータンの文様。糊をはいただけでも、素敵です

 

染料は、煮出したコブナグサと松煙。

コブナグサからは、明るい黄色が染められます。

 

刷毛で引き染めをしたり。

 

浸し染めをしたり。

 

吉祥文様染め上がりました。

白抜きの文様のまわりに松煙をぼかしたり、型を基に松煙で染め抜いたり。

背景はコブナグサ。

 

蓮です。

松煙とコブナグサの背景に白い蓮が浮かび上がりました。

 


次回の草木染教室は、1/15(月)16(火)、

一日目は型彫り、二日目は茜を使った染色です。

染めだしたい図柄や染めたい布がある方はお持ちください。

 

お申込みは ton-cara TEL:027-368-2370 e-mail:mail@ton-cara.com

担当:布施まで。

 

お待ちしてまーす。

 

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和棉の教室 年末の畑仕舞い

冷たい風に吹かれて、伯州綿の畑はすっかり枯葉色に。

ところどころ、遅く開いた綿花がチラホラ。

 

5月には、こんなだったのに。

 

モリモリと大きくなり、花が咲いて、綿の実がひらいて。。

そして12/13、年内最後の和棉の教室。この日は畑仕舞いです。

綿の木を引き抜いて、また来年のために畑に手当てをしてやります。

 

12月半ば、綿の実も、もうあまり大きくはありません。

 

また5月には、ここに種をまきます。

引き抜いてできた畑のぼこぼこは、ならしておきます。

 

この日のおまかせランチはピーマンの肉詰めでした

 

5月からm、ずっと紡いできた綿の糸が、巻き取られ、カセになってゆきます。

感無量。

機織りが、はじまります。

 

 

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撚糸と精練ワークショップ

これは座繰りで引いたぐんま黄金の生糸。

このままだと麻のように固い質感なのですが、幾つかの工程を経て扱いやすく、やわらかい絹糸になります。

今回は、蚕絲館さんによるレクチャーで、生糸を柔らかくする、『精練』を体験します。

 

生糸を固くしているのは、ニカワ質のセリシンという物質。

セリシンを取り除く方法は、幾つかありますが、今回は台所でもできるように酵素を使った方法で行います。

 

まず東先生による手順のお見本。

 

そして各自実践!

 

ぐんま黄金の生糸。キュッキュッとした質感の糸が、だんだんとナロナロになってゆきます。

 

ぐんま黄金の黄色は、水にも溶け出していました。

こんなに色が出るなんて。

 

生糸の色は、幾分黄味が落ちています。

白い糸と同時に精練する時は、気をつけましょう。

 

これは蚕絲館さんの糸。

奥が未精練、手前が精錬済みのものです。

 


さて、別の日には染織作家の方のご要望で、撚糸機を使った撚糸レクチャーがありました。

 

ton-caraの通常教室では、上の写真のように糸車を使った講習を行いますが、

この日は、撚糸機の稼働している様子や方法などをレクチャーしました。

 

2本の生糸が1本に合わさり、撚りがかけられてゆきます。

 

糸関係の業者さんは、どんどんいなくなってしまっているそう。

蚕絲館は将来を見越して、機械を導入しているのだそうです。

どのような糸を、どのような目的で作るのか?

そこに至る工程の模索と、結果は?

糸の世界はめまいがするほど奥が深く、日々探求を絶やさない姿勢に頭が下がります。

 

蚕絲館さんの撚糸についてのブログ記事です。

 

糸をつくる、ただそれだけのことが、どんなに大変で試行錯誤を重ねているのか、垣間見ることができます

 


次回1月の蚕絲館さんのワークショップは、

1/6(土)、1/7(日)、1/18(木)、1/19(金)。

座繰りのワークショップです!

上記日程以外でも、3名様以上いらっしゃいましたら開催することができますので、ご相談くださいませ。

 

お申し込みは、

ton-cara 担当:布施

TEL:027−368−2370

e-mail:mail@ton-cara.com

 

お待ちしておりまーす。

 

 

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キブシによる型染め

草木屋染の杜 山崎先生による草木染め教室。

今回は型を彫って糊を刷き、キブシで染める、型染めです。

図柄は、古典柄から選んだり、ご自分でお持ちになったり、好きな図案で彫って行きます。

 

糊は、消石灰・糠・もち米を練って作ります。

 

糊板にピシッと張った布に、糊を刷いてゆきます。

 

お持ちになった図案の、まんがのキャラクター。

細かいから彫るのが大変そうだったけど、

きれいに糊がつきました!

 

いつもいらっしゃるHさんは、古典の桜柄。

 

草木屋さんで制作用に使っている図案の型紙もあります。

 

キブシを煮出します。

 

糊を刷き、外で引き染めに。

鶴文様は、お正月にもいいですね。

 

キブシと鉄媒染による染めを経て、糊を落とします。

 

Hさんは、裾に桜を散らしてグラデーションに染め、スカートを作るんですって。

楽しみです。

 

柄があると、やっぱり楽しいな。

 

まんがのキャラは、こんな風に!

プレゼントされる予定なんだそう。

このキャラのファンだったら、きっと喜びますね。

 


12月の草木染め教室は、12/26(火)、27(水)。

26日に型彫りと糊作り、27日に浸し染めと引き染めです。

1日だけの受講も大丈夫です。

染料は、小鮒草(こぶなぐさ)。黄色と緑に染める予定です。

 

型染めの柄は、用意もしてありますが、

染めだしたい図案がある方は、お持ち込みできますよ!

 

お申し込みは、

ton-cara 担当:布施

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e-mail:mail@ton-cara.com

 

 

 

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座繰り特別講習・小石丸ワークショップ

蚕絲館さんでは、さまざまな品種のお蚕さんを育て、座繰り糸を生産しています。

いつもは座繰りのワークショップでは『ぐんま200』などの繭から生糸を引くレクチャーを行っていますが、今回、機織りのプロの方から『小石丸』で座繰りがしてみたいという、たっての依頼があり、

番外編の特別レクチャーが行われました。

『小石丸』は、日本在来の品種です。

小さくピーナツ型のかわいらしい繭をつくります。

糸量が少ないために、品種改良のすすめられた大きくて糸量の多い繭が生産されるようになり、現在は希少になっています。

美智子皇后さまが皇室で育てられ、正倉院御物の復元にも用いられているのが『小石丸』です。

写真は、上から時計回りに新小石丸、小石丸、ぐんま200。

新小石丸は、小石丸の特徴を受け継ぎながら中国の品種とかけあわせ、もう少し大きく糸量も多いそうです。

ぐんま200、小石丸とくらべると、でかい!

 

いつものレクチャーでは、鍋に50粒の繭がある状態にして糸を引きますが、

今回の小石丸では、10粒!

極細です!!

繭の煮方、取り扱い、引き方、通常品種とは大きく異なります。

 

それにしても、大変そうでした。。。

お鍋の中でかわいらしく踊る小石丸の繭。

 

小枠に巻かれた生糸は、細ーい小石丸の、細ーい生糸で、

いつものワークショップでひく『ぐんま200』とくらべると、繊細で可愛らしく、

本当に美しい糸でした。。。

ちょっと写真だとわからないのが残念。

 

『小石丸』の座繰りワークショップは、今回特別ということで開催に至ったのですが、

今後も希望する方があれば蚕絲館さんの方でもレクチャーしてくれるそうです!

講習料等の詳細は、直接お問い合わせくださいませ。

 

ちなみに、通常通りの座繰りワークショップは、今月は12/21(木),22(金)開催です!

 

12/14(木)は、今まで座繰りで生糸を引かれた方を対象に、生糸を柔らかくする『精練』のワークショップがあります。

かたい生糸が精練をへて、うっとりするようなやわらかな絹糸に変身します。

生糸をお持ちの方は、ぜひぜひトライしてみて下さいね。

 

お問合せ:TEL027-368-2370 e-mail:mail@ton-cara.com 担当:ton-cara布施まで

 

 

 

 

 

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糸車による撚糸の教室

蚕絲館さんの座繰りワークショップでは、繭を煮て生糸を引きますが、

引いた生糸は、そのままで終わりではなく、次の工程が待っています。

座繰りで引いた生糸は、糸に『撚り(より)』をかけて、そのあと生糸を柔らかくする『精練』の加工をします。

19日に、座繰りで糸を引いた方を対象に、糸車を使っての撚糸(ねんし)ワークショップが開催されました。

今回の撚糸では、引いた生糸を二本どりにして一つの小枠に巻き取り直し、糸車にかけます。

 

これは『検撚機』といって、糸にどれくらいの撚りがかかっているか、調べる機械だそう。

 

2本にあわせた生糸を、糸車を使って撚りかけします。

糸車の、大きな車の部分は動力です。

この車を回すと、『調べ』とよばれる糸で連携されている『錘(つむ)』が、

円の大きさの差によって高速回転します。

その回転を利用して平べったかった生糸に『撚り』がかかり

繊維が丸くまとまるとともに、糸の強度がまします。

 

ですが、糸車に慣れるまで、なかなか大変!

 

撚りかけした生糸が、だんだん管にたまってゆきます。

 

管に巻いた生糸は熱を加えて撚りをとめ、カセにまとめなおします。

今日のレクチャーはこれにて終了!

この後、『精練』を施すと、固かった生糸が、やわらかな絹糸になります。

 


生糸は、繭をかためるニカワ質の物質『セリシン』に覆われているため

何もしないままだと、『白髪!?』と思うほど固いです。

このセリシンを取り除いてやわらかくする作業が『精練』です。

 

12/14には、精練のワークショップを開催する予定です。

今回は酵素を用いた精練の方法をレクチャーします!

 

日時:12/14(木)10〜15時 (昼食1時間)

講習料:8,640円 

定員:4名 ※11/27現在残席2

お申込:ton-cara 布施まで

TEL:027−368−2370

e-mail:mail@ton-cara.com

 

 

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機織り教室・紬糸作り

第三日曜日は、坂田先生の機織り教室。

この日は、卓上機にかける経糸の整経作業がありました。

整経は、機にかける経糸をひきそろえ『綾』をとりながら、

必要な長さの分だけ手でのべる作業です。

 

前回整経を終え、筬通しを終えた方は、織りに入りました。

 

この日は、県外から来られて紬糸作りのレクチャーを受けられる方も。

 

紬糸は、繭を煮て作った『真綿』の繊維を手で引き出して作る糸です。

『真綿』というと、木綿わたと誤解されがちですが、絹のわたです。

 

釘をたくさん打った回転する円盤を利用して糸をひきだします。

この紬台を使う方法は、久米島の方法の流れをくむものだそうです。

 

作った紬糸は『おぼけ』に貯めてゆきます。

糸を抑えるためのお豆が可愛いです。

 

10時から15時まで、あいだお昼をはさんでこれだけの量がひけました!

 


坂田先生の機織り教室は毎月第一月曜・第三日曜です。

※12月第三週は変更があり、12/18(月)開催予定です。

紬糸作り、高機体験は、教室開催日で行うことができます。

ご興味ある方は、ぜひお問合せ下さいませ。

 

TEL:027-368-2370

mail@ton-cara.com

担当:トンカラ 店主フセ

 

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座繰りワークショップ+座繰り自習

11/17は蚕絲館さんの座繰りワークショップでした。

養蚕ワークショップに参加された方が

ご自分で収穫した分の『ぐんま黄金』で糸を引かれるという事で

ほかの参加者の方もぐんま黄金で糸を引いてみることになりました。

ぐんま黄金は鮮やかな黄色が特徴です。

精練すると、淡い鳥の子色になります。

 

これ以前にも座繰りワークショップに参加されているO様は、

今回節糸作りに挑戦。

節糸は、鍋にかける弓や箒などの使う道具も異なります。

ご自分で買われた座繰り器で引いてみられました。

 

この日は暖かな小春日和。

秋の日差しに湯気が揺らぎ金色の生糸が美しく映え、

極楽に来ちゃったのか思うほどでした。

 

飛騨から遠い道のりを経てやって来られたA様は、

公民館で古い暮らしの道具を使った講座を企画運営してらっしゃいます。

17日は泊まり込み、翌日はおひとりでおさらい。

二日連続で行うと、やはり翌日はスイスイできますね!

 

ひとりで生糸を引きました!

出来上がった糸を愛しそうに見つめるまなざしと笑顔がとても素敵でした。

 

 

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和棉の教室 糊付け

手織り おもとやさんの和棉の教室。

この日は、機織りにかける経糸を糊付けするレクチャーがありました。

からっと晴れた天気の良い日にしたい作業ですが、

なかなか天気に恵まれず、飯塚先生が週間天気をにらみながら日にちを選定、

ついに決行です。

 

糊に使うのはしょうふ糊。

 

のりの鍋の中で、糸をよくなじませます。

 

糊づけした糸を青空の下で干します。

 

海洋生物の干物のよう。

 

干し終わったら畑で収穫作業。

綿花も盛りはすぎたよう。

 

このところ晴天が続いたので、綿花もふっくらと開いていました。

午後は糸紡ぎの作業です。

 

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機織り教室 ウールのティーマット

坂田先生の機織り教室。

習い始めは、先生があらかじめ経糸をかけた卓上機で織っていましたが、

慣れてきたら、経糸の準備も自分でおこないます。

整経台をつかって経糸を必要な分用意し、

卓上機の筬に通してゆきます。

 

どうやらトラブルが発生した模様。

経糸の入れる位置をどこか間違えたよう。

がんばって。

 

『できたーー!終わったーー!!』

トラブルを経て、経糸を全部通し終え、うれしそう。

今日はとりあえず、ここまで。

この先も長いので、気長に楽しみましょう。

 

出来上がりは、こんな風になる予定。

この回では、経糸の準備と共に、織りあがった後のウールの縮絨の方法や

経糸と横糸の配置による柄の出方を学びます。

この一枚が小さな柄見本帳になっているというわけです。

のちのち、きっと役に立つでしょう。

 

次回の機織り教室は、11/19(日)。

織りと併行して紬糸作りのレクチャーがあります。

真綿(絹のわた)を写真のように手で引き出し、糸にして作りためてゆく根気のいる仕事。

紬糸作りは4名様まです。

半日4,000円、一日(10-15時)7,000円

材料費別途(真綿は500円くらい)

 

ご興味ある方はton-caraまでお問い合わせくださいませ。

 

TEL:027-368-2370 担当:ton-cara店主・フセ

e-mail:mail@ton-cara.com

 

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草木染教室・どんぐり染め

秋です。秋も深まってまいりました。

この日は、秋らしくどんぐりを使って染めました。

使うどんぐりは、コナラとクヌギ。

どんぐりの種類と、帽子の部分『殻斗(かくと)』、皮、中身のナッツとで、色の出方も違うそう。

 

 

ナッツと皮とをわけるには、金づちで地道に叩いて、むいてゆきます。

 

これはクヌギの帽子、『殻斗』を煮出しているところ。

 

お昼です。今日はポークソテー。

 

受講されているHさんが、先月の重ね染めで染めた糸を使い、早速織り上げてお持ちになりました! 早い!かわいい。

 

これが先月染めた糸。茜と栗です。

ご自宅でもガンガン実践され、織られるので、お話を聞いていてもとても勉強になります。

 

コナラの皮、アルミ媒染。

 

お天気が良かったので、引き染めも。

 

素材が綿や麻だったので、アルミ媒染は淡いベージュに。

鉄媒染は、青みがかったグレー。

Hさんは、この糸でまた来月までに織りあげちゃうのかしら。

 


11月の草木染教室は、11/28に型を彫って染める型染、11/29にキブシを使った浸し染めを行います。型染は何回かにわたっての講習となります。

お申込みは、ton-cara 担当フセまで。

TEL:027-368-2370

e-mail:mail@ton-cara.com

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岡谷蚕糸博物館見学会 報告リポート

10/13、岡谷蚕糸博物館の見学会を開催しました。

蚕絲館さんにておこなった、晩秋蚕の養蚕ワークショップの打ち上げとして企画したものですが、ワークショップを体験されていなくても、ご参加いただけます。

蚕絲館さんが、館長の高林さんにお願いしてくれ、

館長さんが自ら時間をかけて丁寧に解説してくれる、スペシャルツアーが実現しました!

 

これは明治の頃のフランス式繰糸機。富岡製糸場で使用されていたものだそう。

現存するものはこれだけ。

現物はここでしか見られません。

 

『この道具は何に使うものですか?』

『これはどうやって使うのでしょうか?』

そんな質問にも、高林館長は一つ一つ丁寧に教えてくださいました。

 

そしてこれは、諏訪式繰糸機。

フランス式のものを改良したものです。

この椅子に座って繰糸します。

フランス式は、鍋の部分が銅で出来ていましたが、

銅は、生糸に銅が付着してしまい、その後の精練や染めに影響を及ぼしてしまうため、諏訪式は陶器の鍋に改良したそうです。フランスではなぜ気づかなかったんでしょうね。

また、大きさも、小柄な日本人に合わせたサイズになっています。

 

そのほか、機械製糸以前の手挽きの道具や座繰り器が展示されています。

 

多条繰糸機。生産量を上げるために回転数を上げると、糸の質が落ちてしまいます。

そこで糸を引くスピードはゆっくりながら、巻き取る小枠の数を増やす繰糸機が開発されました。

この繰糸機は、御法川(みのりかわ)三郎さんという方が開発したので御法川繰糸機と呼ばれています。この繰糸機で生産された生糸はアメリカで大変もてはやされたそうです。

 

この博物館内では、宮坂製糸さんが実際に稼働している様子をつぶさに見学できるのも大きな魅力です。

 

宮坂製糸さんの上州式繰糸機。モーターによって回転する小枠に生糸が巻き取られてゆきます。

 

これはその動画です。

 

ちなみに、手まわしによる上州座繰り器は、こんな感じ↑。

ton-caraで行われた蚕絲館さんのワークショップの映像です。

 

これは宮坂製糸さんの諏訪式繰糸機。

 

↑その動画です。

 

この上州繰糸機では、節糸をつくるため、少量の玉繭(2頭のお蚕さんが一緒の繭を作ってしまったもの)を混ぜて製糸していました。

館長さんの指示棒の先に小石丸の繭がくっついているのが、とても気になっていましたが、

指示棒の先の小石丸を使って、玉繭と大きさや形の違いを説明してくれました。そうやって使うのですね!

ちなみに、写真がブレてしまっていますが、館長さんのネクタイピンも、シルクで編まれたお蚕さんなのです!

なんというこだわり!!

 

自動繰糸機についても、機械を動かしたり止めたりして、その仕組みや歴史を丁寧に解説してくださいました。

 

 

ここではニッサンの自動繰糸機の仕組みを、こんなに間近にじっくりと観察できます。

自動繰糸機のケンネルは、このようになっていたのですね!

 

また、諏訪式繰糸機、フランス式繰糸機の実演も大きな魅力です!

これは諏訪式繰糸機。

 

学芸員の林さんが長年の研究と経験に基づいた解説と共に実演してくれました!

ほんとスゴい貴重なお話でした。

 

これはフランス式繰糸機。仮撚りの部分が諏訪式や現代の自動繰糸機と異なります。

このようなよりかけ方法を『共撚り』といい、バランスをとるのが難しかったそうです。

 

これはイタリア式繰糸機。撚りかけ方法はケンネル式。

ただ、イタリア式は糸の巻き取り方は、日本の気候には向いていなかったようです。

 

日本にあった繰糸機を開発する上で、数知れない試行錯誤や研究があったのですね。

 

見学は、2時間ほど見ていましたが、1日かけても足りないくらいでした。

高林館長始め、博物館の皆様、宮坂製糸の皆様、またこの見学会を企画してくれた蚕絲館さん、

本当にありがとうございました!

またこういった見学会は企画してまいりたいと思います。

 

見学会後の昼食会は、御うな小松屋さんの『御うな御膳』でした。

うなぎのひつまぶしに、鯉の洗い。

つけあわせにイナゴの佃煮がありました。

東さんが、

『イナゴとうなぎを一緒に食べるとお蚕の味がしますよ!』と、新たな発見を教えてくれたのでした。

 東さんはいつでもどこでも研究熱心です。

 

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和棉の教室 収穫の秋

綿花はぱっくりと開いて、とってくれー!と言わんばかり。

伯州綿、収穫の季節です。

 

一日でこんなにとれました!

 

この日は、受講された方がご自分で育てたわたを、

トンカラの道具を使って綿繰り。

この道具がないと、綿を収穫しても種と繊維を選別するのが、

とっても大変なのです。

 

そして、しのを作って糸紡ぎ。

綿の実、ドンドン弾けていますから!

 

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座繰りワークショップ・ぐんま黄金の生繰り

こちらは、蚕絲館さんの養蚕ワークショップで10/4に繭かきをした、『ぐんま黄金』の繭。

あざやかな黄色が特徴です。

 

今回、養蚕ワークショップに4日以上参加された方は、2.4kgのぐんま黄金の繭がプレゼントされます。量としてはこんな感じです。

 

この繭、この時点ではまだ生きています。

10/7、8の座繰りワークショップでは、生のまま煮て生糸をひく『生繰り』を行うことになりました。

生繰りは10/8が限度だそう。

それ以上おくとお蚕さんが羽化して蛾が出てきてしまいます。

 

このケースには、100粒入るようになっていますので、数を数えて座繰りの部屋へ。

農家さんが繭の出来を量るための道具です。

 

最初に東先生のお手本です。

お鍋の中の繭を一定量に保つ必要があるのですが、薄くなった繭をのぞいて、

新しい繭をたすのにコツがいるのです。

 

練習用に9粒で引いた生糸。きれいです。

 

みなさん、遠くから来られてとても熱心。

一番遠い方は香川から!

遅くなってもカラカラと座繰りをあやつる音が響きます。

この日は泊まり込みで遅くまで作業されました。

 

翌日は、いつものまっすぐな生糸と違って節が独特の風合いを生む、

『節糸』にチャレンジする方も。

節糸を作る場合、鍋にかける『弓』の形がことなります。

また通常のまっすぐな生糸では藁から作られた『みご箒』を使いましたが、

節糸では『もろこし箒』、と道具も異なってきます。

つねに繊維をつけてやるので、右と左手が忙しいです!

(ちなみに、『節糸づくり』は何回か受講された方へのご案内となります)

 

お昼は、舞茸をいただいたので、舞茸の炊き込みご飯とマグロのフライです。

 

写真では見えにくいですが、節糸はちょっとポコポコした『節』があります。

 

小枠にまいた生糸をかせに巻き取りなおす、『揚げ返し』。

生糸が輝いています。

 

白い生糸は、いつもの講習でつかう『ぐんま200』。

春の養蚕ワークショップに参加された方が、ご自分の収穫された繭で引きました。

 

ぐんま黄金の鮮やかな黄金色。

生糸をやわらかくする『精練』を経ると、このあざやかな色は失われ、『鳥の子色』といったような、

淡い、やさしい色合いになります。

 

通常の座繰りワークショップでは、白い『ぐんま200』を使いますが、

10/20(金)、10/21(土)の座繰りワークショップでは、養蚕ワークショップで収穫したご自分の『ぐんま黄金』で講習を受けられる方がいらっしゃいますので、

一緒に『ぐんま黄金』で引くことが可能です。

特に10/20は、現在(10/8)まだ最小遂行人数に達していないので大募集中!!

繭を煮て糸を作ってみたい方、この鮮やかな色を体験したい方、ぜひぜひご参加くださいませ。

 

お問い合わせは

ton-cara 布施まで。

TEL:027-368-2370

e-mail:mail@ton-cara.com

 

 

 

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2017年晩秋蚕 養蚕ワークショップ その7 繭かき

9/11から蚕絲館さんにて始まった晩秋蚕の養蚕ワークショップ。

10/4はいよいよ繭かき。繭の収穫です。

写真は選繭(せんけん)。

ボール蔟(まぶし)の繭を光に透かし、質の悪いものをはずしてゆきます。

 

午前中の選繭がおわったら、昼食。話の流れで、蚕の佃煮が出てきました。

奥の小鳥は蚕絲館さんの楊枝マシーン。

レバーを引くと小鳥が楊枝をくわえて差し出してくれます。

小鳥が可愛く楊枝をさしだしてくれても、

過去、お蚕の佃煮ひとつだけ食べてギブアップした苦い思い出をもつ私は、よう食べられなんだ。

 

午後はいよいよ集繭(しゅうけん)。繭かきです。

平石先生が持っているのは手動で繭かきをするレトロな道具。

むかって左は毛羽取りの機械です。

 

上のように押し出してゆき、毛羽をとります。

 

しかしこれだけの数をシャコンシャコンと手で押し出してゆくのは、あまりにも大変。

ですので、『マユクリン』という、繭かきと毛羽取りを同時に行う機械をつかいます。

 

タイミングを間違えると、蔟も繭もつぶされてしまいます。

慎重に。

 

稼働している様子です。

 

着々と作業は進みます。

 

収穫した繭の山が出来てゆきます。

ぐんま黄金のあざやかな黄色が美しいです。

 

いっぽう、こちらは藁蔟からの繭かき。

藁蔟は、ボール蔟以前の蔟です。

蚕絲館さんでは、回転蔟から落ちてしまったり成長が遅かったり発育が良くないお蚕さんを入れてあげる、通称『病院』です。

 

藁蔟から収穫した繭は、レトロなこの手動の毛羽取りで毛羽をとります。

お蚕さんが繭を作るときに足場として吐いた糸が繭の周りにモヤモヤとついているので、これで取ってやります。

 

収穫した繭の山。

黄色い糸を吐くぐんま黄金の繭です。

お蚕さんは生きているので、体温で蒸れてしまわないよう真ん中をくぼませてあります。

 

この養蚕ワークショップに4日以上参加された方には、修了証をお渡ししました。

この日いらっしゃれなかった方は、のちほどお渡しします。

9月11日から10月4日まで、長い期間の大仕事、お疲れ様です!

 


このぐんま黄金は、10/7~8の座繰りワークショップで生糸に。

その様子はまたご報告します。

10/20(金)、10/21(土)も座繰りワークショップがありますので、

気になる方は、ぜひ参加してみて下さい。

特に10/20は、ご参加希望の方があるのですが、最小遂行人数にまだ達していないので大募集です!(10/8現在)

 

来年の養蚕ワークショップ【春蚕】は5/20~6/12を予定しております。

養蚕ワークショップのリポート

こちらもぜひチェックしてみて下さい。

 

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岡谷蚕糸博物館 見学会のおしらせ

10/4、終了予定の養蚕ワークショップ、

その打ち上げとして、10/13(金)、岡谷の蚕糸博物館見学会を企画いたしました。

蚕糸博物館内では、併設の宮坂製糸さんの実際に稼働している様子も見学いただけます。

しかも館長さんじきじきのご案内です!

 

養蚕ワークショップご参加者様のみならず、

ご興味ある方の参加もOK。

ご家族・お知り合い・お友達等、お誘い合わせの上ご参加くださいませ。

 


◼日時: 10/13(金) 10:30 岡谷蚕糸博物館現地集合、

 午前中蚕糸博物館見学の後、昼食はうなぎの会食!

◼料金:養蚕ワークショップご参加者の方は入館料(500円)、昼食(3,600円)の実費のみ、その他一般の方は5,000円税込(昼食・入館・解説料含む)

◼お申込み:ton-cara 布施まで。 

 TEL:027-368-2370 

 e-mail:mail@ton-cara.com

 

※お車のご協力できる方があれば、お願い致します。

ご参加の場合は10/9(月)までにご連絡くださいませ。

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2017年晩秋蚕 養蚕ワークショップ その6 お蚕上げ

繭を作るときが近づくと、お蚕さんの体は透きとおってきます。

こういうふうになったお蚕さんを『熟蚕(じゅくさん)』と言ったり『ずう』と呼んだりします。

体の中が、絹になる物質で満たされた状態になります。

お蚕上げの時、うっかり踏むと、中からマロニーちゃんみたいなものが出てきます。それが、絹のもと。

今回は黄色い繭をつくる品種なので、マロニーちゃんも黄色です。

今日は、時が満ちたお蚕さんたちを、繭を作るための部屋、『簇(まぶし)』にうつしてやります。

『上簇(じょうぞく)』と言ったり、『お蚕上げ』と言ったりします。

 

『一斉上簇でーす!』という平石先生の宣言。

満漢全席のような、、、それはもう、お祭り騒ぎのはじまりです。

いや、まじめに作業なんですけど。

もたもたしていると、みな糸を吐き始めて大変な事になります。

 

飼育台の柵が取り払われました。

これで作業がしやすくなります。

 

お蚕さんがくっついた桑の枝を『条払い機』でふるい、

 

お蚕さんを振るい落して集めてゆきます。

 

春蚕の回では、私は写真を撮る側に専念しましたが、今回は大変そうだったので、ちょっとだけお手伝い。柵に残ったお蚕さんたちを拾い集めてゆきます。

お蚕さんを拾う『カルトン』というお皿。

これは作業をする上で軽いものがよいようです。木の皿だったり、和紙を張り重ね漆を塗ったものだったり。カルトンひとつだけとっても養蚕道具はいろんな工夫が感じられて面白いです。

 

黄色い繭をつくる『ぐんま黄金』のお蚕さんたちは、熟蚕の状態では体が黄色く透けています。

 

一回の簇に振り分ける量を計測。

 

モロモロモロ。。。、と簇に振り分けます。

 

簇です。

椅子取りゲームのように、自分の部屋を探すお蚕さん。

 

簇が回転するように吊るします。

これが回転簇(かいてんまぶし)。

お蚕さんは、上に登る習性があります。この習性を活かし、上に登ったお蚕さんの重みで簇がクルンとまわります。

すると空き部屋が上にくるので、部屋には入れていないお蚕さんたちはまた上にのぼり、空き部屋に収まるという仕組み。

 

午後9時半になりました。

朝9時から、間に休憩は入れていますが、長丁場です。。。

繭かきは10/4の予定です。

 

本当にご参加されたみなさま、お疲れ様でした!

 

 

 

 

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2017年晩秋蚕 養蚕ワークショップ その5 お蚕上げ前日

明日はいよいよお蚕上げ。

お蚕さんも、こんなに まるまると大きくなりました。

 

今回育てている『ぐんま黄金』は、黄色い繭をつくります。

お蚕さんは黄色くないですが、脚が黄色いです。

イヤンイヤンと体をひねるお蚕さん。

 

お蚕上げをひかえ、夕べのうちに網が入れてありました。

この上から桑を与えることで、お蚕さんたちが網の上にあがり、作業がしやすくなります。

桑も、最終段階では並べる向きが異なります。

 

これはその、説明図。

 

お蚕上げをひかえた今日は、桑は横方向に入れてゆきます。

 

ここはクワゴの部屋。桑についていたクワゴ(野生の蚕)は、ここに保護しています。

すでに繭を作っているものもいます。

 

黙々と桑をいれてゆきます。

写真撮りながら、ついおしゃべりをしてしまう、フセ。

すいません。。。

 

おしゃべりとは思いつつ、聞いてみると

お蚕さんを育てる飼育台の工夫や、その歴史と変遷も教えてもらえるので面白いです。

 

桑、全部入りました!

 

そして畑へ!

今度は桑を採りに!

忙しい! それだけ食欲が旺盛なのですね。

 

午後も桑摘み。

背の高い桑がどんどん刈られてゆきます。

シャコンシャコンとハサミの音がひびきます。

 

1束、12kgくらいあります。

女子ながら、頭上運搬を軽々とおこなう東先生。

 

さて、明日はいよいよお蚕上げ。

お蚕さんたちを、繭をつくる『簇まぶし』にうつしてやります。

長丁場ですから、今日はよく寝ましょう!

 

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草木染教室・重ね染め実践!

草木屋 染の杜 山崎杜人先生の草木染教室。

今日は単色を重ねて複雑な色合いをめざす、重ね染めの実践です。

まず、材料の採集。

桑は鮮やかな黄色が染められます。

 

藍。

生葉染めには季節が進みすぎてしまっていますが、きれいな青が出ました。

 

山崎先生、船頭さんのように見えますが、栗をたたいて落としています。

 

イガを煮ています。

青いイガで染めると、青みがかったきれいな黒が出るそう。

 

媒染中。。。

ランダムに染めたいので、ねじってあります。

 

きれいに発色しました。

 

生地も染めます、、これは単色で。

 

青みがかったきれいな黒に。

 

茜も重ねます。

 

糸染めの方はこんな感じ。

この糸を使って織ったら、どんな風に色が出るんでしょうね。

楽しみです

 

ストールはこんな感じになりました。

左のストールは栗と茜、右側は桑と茜です。

 

くしゅくしゅっと丸めると、ハワイアンな色合い。

 

重ね染めについては、

単純に『この色とこの色を掛け合わせるとこの色になるだろう。。。』という推測は必ずしも当てはまるわけではないようです。

掛け合わせるときは、何を最初に染めたらよいかなど、詳しいノウハウを教えてもらえたりして、よかったです^^

 

 


次回の草木染教室は、10/17(火)、10/18(水)。

素材はどんぐりです。

こういう感じで染めたい!という希望がある方は、

その旨お伝えください。

山崎先生、そういう希望があるとうれしいそうです。

 

お申込みはton-cara 布施まで。

mail@ton-cara.com

お待ちしておりまーす。

 

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2017年晩秋蚕 養蚕ワークショップ その4 大グワ

お蚕さんは5齢に入り、桑の収穫も忙しさを増している模様。

それにしても桑の成長って早いですね。

春の養蚕でバッサバサ採ったのに、もうあんなに伸びている!

 

蚕室は。。。

 

5齢のお蚕さん。

こんなに大きくなった!

 

無心に桑を食べています。

『どうしてそんなに桑を食べるの?』と聞いたら、

きっと『そこに桑があるから』と答えるでしょう。

 

お蚕上げは、9/26。

それまで、どんどん桑を食べます。

人間も大忙し。

 

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2017年晩秋蚕 養蚕ワークショップ その3、簇の組み立て

もうすぐ台風がやってきます。

今日は雨の予報だったので、

桑摘みは昨日のうちにすませてしまったそう。

今日は給桑と、簇の組み立てを行う予定です。

 

4齢のお蚕さん。

ただいま、こんな大きさ。

もうすぐ眠にはいるそう。

 

東先生より、桑のやり方についてのレクチャーです。

 

時々ドクガがいるから刺されないよう気を付けて!

 

 

お腹がいっぱいになったのでしょうか、休んでいるお蚕さん。

そのまま眠に入るのかも。

 

外には大きなかたつむり。

 

暖房をつけ、蚕室の温度をあげてやります。

 

それから2階で簇の組み立て。

簇(まぶし)はお蚕さんが繭を作るための

集合住宅みたいなものです。

 

これは藁簇(わらまぶし)

ボール簇以前の簇です。レトロな感じですが、

意外にもこの形は大正以降だそう。

蚕絲館さんでは、回転簇から落ちてしまうような

足の弱いお蚕さんや発育の悪いお蚕さんが

繭を作るように使用しています。

通称『病院』!

 

ボール簇を木の枠にはめこんでゆき、回転簇を組み立てます。

 

組み立てられた回転簇たちが、

出動の時を待っています。。。

予定では9/26。

その日がお蚕上げ! 

漢字でいうと上簇(じょうぞく)です。

 

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和綿の教室 9/13 収穫はじまっています

今日は手織り おもとやさんの和棉の教室でした。

綿の実もはじけ始めています。

背が高いものは、チョキチョキ詰めてゆきます。

 

今年の夏は雨が多く、幹もほそめ。

倒れてしまった木は

起こして土を寄せてやります。

 

綿の実は はじけ始めたばかり。

収穫のシーズンです。

 

傍らでは栗の木も、実りの時期を迎えていました。

栗もついでに収穫!

 

朝とった栗は、お昼の栗ご飯に。

豆腐ハンバーグと一緒にどうぞ。

 

 

午後は糸紡ぎ。

そろそろ紡いだ糸もたまってきて、

もうすぐ織りに入れそう。

 


次回の和棉の教室は9/27(水)です。

お申込みはton-cara 担当フセまで!

mail@ton-cara.com

 

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2017年晩秋蚕・養蚕ワークショップ その2、眠

9/11に蚕絲館さんにやってきたお蚕さん。

今日は『眠みん』に入っています。

脱皮の時に、みな天を仰ぐように上をむき、動かなくなるのです。

上からまぶされた石灰は消毒のためと、石灰をまいて桑をしおらせることで、

早く脱皮をしたお蚕さんたちがモリモリ食べださないよう

成長の速度をそろえるためだそう。

 

午前中の、映像をまじえた座学がおわったら桑摘み。

今日は暑いから、がんばりすぎないよう気を付けて。

 

本日は1名の方がご参加。

養蚕ワークショップは期間が長いので、

ご自分の都合のよい日に参加して頂いています。

Oさんは、機織り歴も長く、

座繰りワークショップも参加されています。

今回ご自分で育てた繭から糸を作られる予定です

 

収穫した桑は貯桑場へ。

この眠があけたら、4齢。

お蚕さんの成長にあわせ、

どんどん桑を採る量もふえてゆきます。

でも眠のときは眠の時で、簇を組み立てたり

やることはあります。

期間中単日での参加も受け付けていますので、

ご興味ある方はぜひ、どうぞ!

 

お問合せは

mail@ton-cara.com

担当:ふせ まで

 

 

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2017年晩秋蚕・養蚕ワークショップ その1、始まりました!

2017年晩秋蚕・養蚕ワークショップ始まりました!

今日は朝から桑きり。

お蚕さんを迎える準備です。

 

切った後の樹形を考えながら、どんな枝を切るか、

どのように切るか、平石先生の説明です。

 

畑のクワゴが聞いています。

このひとは、お蚕さんのご先祖さん。

 

剪定ばさみに慣れるにも、わりと時間がかかります。

でも春蚕のワークショップに参加されたKさんは、サクサク。

 

みなさん、黙々と桑をきってゆきます。

 

今日は午前中2束とればよいとのことで、午前中の桑摘みは終了。

また午後に明日の分、2束をとります。

 

天竜式剉桑機。桑切りカッターです。

これで桑の葉を刻んでやります。

お蚕さんは3齢でくるので、

そこまで細かくしなくてよいそう。

 

みんなで葉っぱをしごき、枝と葉をわけてゆきます。

 

そして安中農協へ、お蚕さんをお迎えに!

ぐんま黄金です。

3齢まで富岡の小野というところにある

稚蚕飼育所』で育てられ、ここで配蚕されます。

 

お蚕さんは、ウイルスなどにとても弱いため、

小さいうちは稚蚕飼育所で無菌状態で育てられます。

むかしは字ごとにたくさんあったそうですが、

だんだんなくなってゆき、

この安中の稚蚕飼育所も稼働はしていません。

中を特別に見せて頂きました。

 

この壁のむこうに完全クリーンルームがあり、

そこからレールの上を流れてきたお蚕さんを人間が世話をしてやり、

また壁の向こうに帰ってゆく、という仕組みだそうです。

 

さて、お昼です。今日はとんかつ。

朝とった初物の栗もありますよ。

 

蚕座にひろげたお蚕さんたち、

網をかけてゴミや育ちの悪いものと分けてやります。

『フセさんもやってみる?』といわれ、

ウキウキとさせてもらいましたが、

さっそくしくじりました。すいません。

 

網でつったお蚕さんたちに、桑をくれます。

今回は成長度合いも

わりと良い感じにそろっているそう。

 

もう上がってきている!

 

大きさは、こんな感じ。

 

こまちは、かごの中で猫鍋のようになっておりました。

 


今日よりはじまった養蚕ワークショップ、一日のみの受講もOKです。

4日以上の参加だと『ぐんま黄金』の繭1500粒、

一日参加だと150粒のプレゼント付きです。

まだ受付大丈夫ですよー。ご興味ある方は、ぜひご連絡ください。

 

ちなみに、10/7,8の座繰りワークショップでは

この繭を新鮮な生のまま、生糸にひく

『生繰り』が体験できます!

 

お申込み、お問い合わせは

ton-cara

ふせまで。

mail@ton-cara.com

 

 

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真綿つくりのワークショップ

蚕絲館の東先生のレクチャーで、この日は真綿作りのワークショップを開催しました。

『真綿』は、繭からつくったわたの事です。

むかしは『わた』といえば、

繭から作ったものが当たり前でしたが

江戸時代以降、木綿わたが普及し、

それを『わた』と呼ぶようになったので

絹のわたは、『ほんとうのわた』という事で

『真綿』と呼んで区別するようになったそうです。

 

 

繭は、重曹をくわえ、鍋で煮ておき、やわらかくします。

 

やわらかくなった繭は、水の中でチョイチョイとたたきながら、

広げてゆきます。『水まんじゅう』と呼んでいました。

 

繭をひろげてひっくり返し、

 

こんな風に五つの繭をひろげて重ね、

指にひっかけてゆきます。

 

そして角真綿の枠にひろげてゆきます。

なかなか大変。

 

力をこめて四方にバランスよくのばしてゆくのですが、難しいのです!

 

東先生が用意してくれた昔の文献には、

座繰りよりも真綿作りの方が習得するのに

時間がかかったとかいてあります。

体験された方々も、口々に難しい!!とおっしゃっていました。

 

5粒の繭を広げてかさね、それを4回繰り返し、で1セット。

 

水気をしぼり、たたみます。

 

このように三角にたたむ方法も。

真綿の油気をぬくため、中性洗剤を含んだ

水につけておくことがあるそうなのですが、

その時にせっかくつくった真綿が

水の中であばれてゴチャゴチャに

なってしまわないように、とのことです。

真綿作りの知恵です!

 


真綿は、とても軽くて暖かく、体に負担がすくないので、掛布団やはんてんの中身に使われました。

店主フセも真綿のふとんを使っておりますが、ほんとーーに心地よいんですよ。

今回参加された方は、この真綿をひいて、坂田先生の教室で紬糸をつくるそうです!

楽しみです。

 

真綿作りワークショップは、3名様以上のお申込みで定期講習日以外でも開催できます。

ご興味ある方は、ぜひお問合せ下さいませ。

ちなみに、次回の座繰りワークショップは、10/7(土)、8(日)。

9/9現在、どちらも残席3.

両日、遠方からのお申込みを頂いていて、なんとしても最小遂行人数3名に達したい!

みなさまのご参加お待ちしております!!

 

お申込みは、mail@ton-cara.com

 

 

 

 

 

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和綿の教室 8/23 摘芯と草取り

8/23は和綿の教室でした。

青い実がつきはじめています。

 

ここの土地はわたにむいているみたい。

近所のおじいさんも、昔わたを育てていたと言っていました。

成育がやたらよくて、ガンガン丈をつめます。

丈をつめてやらないと、よい実がつきません。

 

雨風で倒れてしまった茎たちも、

元の位置に戻してやります。

しかしプンプン、スゴイ蚊です。

蚊取り線香を腰に結わえながらの作業。

 

畑仕事がおわったら、お昼です。

今日は和風ハンバーグ。

 

午後はいつものように糸紡ぎ。

 

笑いとおしゃべりのたえない和綿の教室。

その昔、糸づくりや針仕事は、

女性が集まっておしゃべりしながら作業していたそう。

楽しい気持ちで作られる布は、

きっと包む人を幸せにしてくれるでしょう。

おいしいお結びを頂いた時のような、

あたたかな気持ちになります。

 

 

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心の欲するままに、自習と学びの日々

これは生皮苧(キビソ)糸。

キビソは繭の周りの部分の繊維。

生糸の製糸では取り除いてしまいますが、

これはこれで精練すると

ふわふわとした優しい風合いになります。

この日機織りを受講された方が蚕絲館さんで買いもとめ、

自力で精練して染めたものです。

 

染織は今回が生まれて初めてだそう。

この一週間トンカラを拠点に、草木屋さんの染め講習に参加したり、

上田や岡谷や高山社に糸や織りの勉強に行ったり、

撚糸の教室に参加したり、

それと並行して手探りながら、

蚕絲館さんの助言を基に

ゴワゴワのキビソをトンカラの施設を使って精練してみたり、

草木屋さんの講習を思い出しながら

ブナの木で染めてみたり。

とにかくひたむきで熱心。

 

そうして自力で用意したキビソの糸を使い、

この日の坂田先生の機織り教室で横糸に打ち込みます。

 

ブナで染めたキビソ糸はうっすらとした赤みを帯びてやわらかな色合い。

 

午後は繭をやわらかくして広げて伸ばした『真綿』から

繊維を引き出し糸を作る、紬糸作り。

紬糸作りは、機織り教室の番外編的な講習ですが、

ご希望があればレクチャーします。

ちなみに次回の機織り教室は8/20(日)でーす。

 

糸をひたすら引き出して、縒る、の繰り返し。

今回は体験のみですが、

1着分の糸を作るには膨大な時間がかかります。

 

2時間かけ、これだけできました。

 

キビソの織物も、ふさを仕上げて出来上がり。

で、できました〜〜。。。

 

 


Yさんを見ながら、この一週間、わたしも自分のことを思い出していました。

色んな方に『なんで?』『どうして?』と質問攻めにし、

変なことをたくさん聞いていたと思いますが、

どの方も快く自分の知識を与えてくれたり、

『これが知りたい・ここへ行きたい・この人に会ってみたい』ということに

惜しみない協力をしてくれました。

 

わたし自身はあまり何も持っていませんが、

トンカラは人と人が出会う駅、

ひとの歴史と歴史が混じり合って

和音が広がってゆくような市(いち)のような所でありたいな、

と思いました。

 

Yさんは、これから自分の歴史を、どう織り上げてゆくでしょう。

きっとたくさんのひとやものが、助けてくれる気がします。

 

 

 

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座繰りワークショップ ステップアップ講座 糸車による撚糸

座繰り器で引いた生糸。

とても美しいですが、布になるためには、この先いくつもの工程があります。

今回は、生糸にヨリをかける『撚糸(ねんし)』。

このワークショップでは、糸車を使って撚糸を体験してみます。

 

蚕絲館の東先生による渾身のテキスト。

まず、『撚糸』について、

座学による講習です。

 

座繰りで引いた生糸は、かるーーくヨリがかかっていますが、

実用に耐える絹糸にするために、糸にちゃんとヨリをかけるのです。

 

今回は、2本の糸を合わせて1本にし、ヨリをかける予定。

一つのカセを二つに分ける作業です。

 

お昼を食べて頑張りましょう。

今日はとろろ汁とマグロの煮物です。

 

作業再開。二つに分けた生糸を一本に合わせます。

生糸は水にしっかりつけておきます。

 

一本にした生糸は、糸車を使って、撚りかけます。

初めての糸車は、結構苦戦。

なかなか言うことを聞いてくれません。

 

生糸のくせや、糸車のくせもあり、

仲良くなるまで時間がかかります。

 

管に巻いた生糸は、蒸して冷ますことでヨリを定着させます。

 

かせあげをして、今日は終了!

お疲れ様でした。

座繰りだと、結構糸が引けるのに、糸車はあまり進まなくて、

参加された方も

『へこんだ』『全然進まない』『本当大変なんですね』

とおっしゃっていました。

今は撚糸は普通機械で行います。

でも糸作りの一つの過程、

機械任せの部分を手作業でやってみるって、

ものを作る工程がとても理解しやすいと思いますし、

貴重な体験になると思います。

 

これまでトンカラで座繰りをされて、

撚糸のような次の工程を体験してみたいという方があれば、

お問い合わせくださいませ。

 

ちなみに、次回の定期講習日は

8/17(木)18(金)

今度は通常の座繰りです。

8/17ご希望の方が、ただいま1名様いらっしゃいますが、

最小遂行人数3名様での開催になるため、

大大大募集中です!

お待ちしていまーーーす。

 

お申込はton-caraまで

tel:027−368−2370

mail@ton-cara.com

 

 

 

 

 

 

 

 

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鎮守の森の草木染め、開催リポート

ton-caraから歩いて20分くらいのところにある

鷺宮咲前神社(さぎのみやさきさきじんじゃ)は、

534年のご創建だそうで、由緒のとても古い神社です。

境内にはこんもりとした森があり、今回椿や桜を採集させてもらい、

大昔のような椿灰汁による媒染を使った桜染めの教室を開催いたしました。

 

講師は草木屋の山崎先生。

高枝ばさみで葉を剪定してゆき

みんなで採集します。

 

椿は生木のまま燃やして灰をとります。

 

トンカラから火吹き棒を持ってきてみました。

火吹き棒、威力、素晴らしいです。

 

椿灰から灰汁をとります。

 

灰汁は濾してゴミや上澄みを使います。

草木染めをする時は、色を定着させる

『媒染ばいせん』を行います。

今は精製された鉄やアルミなどの重金属を使いますが、

昔はこのように椿灰汁を利用するなどしていました。

椿の葉は、アルミを蓄える性質を持っているのだそう。

大昔の人は、どうしてそれに気がついたんでしょうね。

 

同時に桜の葉も採集。

 

煮出します。桜餅の香りが漂います!

 

葉からも桜色が取れますが、枝を煮出しておいておき、

赤みが増した染液も使いました。

 

しまった。

麦茶が置いてあったところに染液や媒染を置いたから、

『ご自由にお飲み下さい』の下げ札がそのままだ。

飲んじゃいけません。

 

染めと洗いと媒染とを繰り返して。。。

 

じゃーーーーん。

こんなに大物も染まりました。

フラダンスのスカートに使われるんだそう。

こんなスカートで踊れたら素敵ですね。

 

それぞれ皆さん、染めの作業を行います。

 

これは蚕絲館の東さんが引いた生糸。

見事な桜色。

 

発色しにくい木綿も、重ねて染めることで

濃い色を得られました。

(右が重ね染め前、左が重ね染め後)

 

桜は、水に対しての染料の量を多くすることで、

こんな鮮やかな黄色を得ることができます。

 

桜色と黄色のこんなグラデーションも。

 

染め上がったものは、

宮司さんに祝詞をあげてご祈祷してもらいました。

 

鎮守の森の恵みの色、素晴らしい色合いに染め上がりました。

とても楽しい教室でした。

神様、宮司様、関係者のみなさま、ありがとうございました!

 


次回の草木染め教室は9/19(火)・20(水)。

藍・茜・桑・五倍子を使って重ね染めを行います。

色を重ねることでどんな染め上がりになるでしょうか。

 

詳細はこちら

お申し込みはton-caraふせまで。

mail@ton-cara.com

 

 

 

 

 

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碓氷製糸見学ツアー開催しました

碓氷製糸さんは、国内最大の生糸の製糸工場。

蚕絲館さんで20日間にわたっておこなわれた

養蚕ワークショップの打ち上げとして、

碓氷製糸さんを見学するツアーを開催しました。

せっかくなので、養蚕ワークショップに

参加されていない方にもむけて募集をしたところ

予想以上のご応募があり、多くの方が関心をよせている

産業であることを感じました。

 

解説の係の方が、案内をしてくれます。

碓氷製糸さんは、『碓氷製糸農業協同組合』という農協組織でしたが、

養蚕農家である組合員の減少や高齢化から、今年株式会社になりました。

 

県内外から運ばれてきた繭が、ここに集まります。

奥には各企業名が印字された繭の袋。

 

この袋にパンパンに詰めると、15kgになるそうです。

繭は『俵』で数えます。1俵はだいたい60kg。

いまは繭の収穫量も生産量も減って、

一日1俵も使わないそう。

 

運ばれてきた繭は、ここで熱風にかけ、乾燥させます。

この過程で、中の蛹は死んでしまいます。

 

二階へ続く、長い階段とベルトコンベアー。

繭倉庫に繭をはこぶものです。

 

選繭(せんけん)。悪い繭をチェックし取り除きます。

 

煮られた繭は、お蚕さんが吐き始めた

周りの部分の繊維『きびそ』をとってから製糸されます。

下は手作業による座繰りの動画。

どちらも同じ『みご箒』が使われています。

 

これは繭の小さい『小石丸』用。

 

『きびそ』です。きびそは漢字で書くと『生皮苧』。

生糸にはなりませんが、化粧品などに使われるそう。

この糸も織物に使うと面白い風合いのものができあがります。

 

生糸の製糸機械。富岡製糸とほぼ同型の機械が現役で稼働しています。

 

キビソ(繭のまわりの部分の繊維)をとった繭は箱に入れられ

グルグルと機械のまわりを回ります。

製糸の機械は、繭が薄くなったりして生糸が細くなると

レバーをピューと伸ばし箱の中から繭を補充します。

 

ここでは、だいたい7粒くらいの繭から生糸を引いています。

糸が細くなったりしたら、この黄色い箱から補充されます。

 

ちなみにこれは手回しの座繰り。

手作業による繭の補充はこういう感じです。

 

途中で糸が切れてしまった繭たちは、

回収されて、また最初からやり直し。

 

製糸された生糸は大枠にまき直し、『かせ』にします。

 

座繰りと養蚕の講師をしてくれている蚕絲館の東先生は、

座繰りをするために群馬に来て、碓氷製糸でしばらく働いていました。

『ここで夜、真っ暗な中、揚げ返しの練習してたんですよー』と聞いて、絶句。

見学してみると実感できると思いますが、

女子ひとり、ここで時を過ごすのは、こわいです。。。

東さんには絶句させられてばかりです。

 


かつて、生糸は日本の経済を支える大事な輸出品でした。

海外に出すクオリティの生糸を機械製糸により生産していたのですが、

昭和37年、生糸の輸入自由化により

生産量は激減。

現在、国内で流通している絹のうち

純国産は1%にもみたない状況です。

そして機械製糸の工場は、現在日本に2社のみとなっております。

 

 

解説の方が、『若い方を入れたくても、

彼らが定年を迎えるまでに

ここが存続しているという保証がもてない』と言っていたのが印象的でした。

 

 

ちなみに、碓氷製糸の詳細なリポートは、

すでに東先生のご主人が過去にアップしています。

あのツアーの中で、どうやってこんなに写真撮ったんだろう??

というくらい詳細なリポート!ぜひご覧ください。

こちらから

 

見学のあとは磯部簗さんでお食事会。

鮎御膳をいただきました。

 

東先生より養蚕ワークショップの修了証が手渡されました。

お疲れ様でした!

 


養蚕ワークショップ、9月は黄色い繭をつくる

『ぐんま黄金』を飼育します!

『ぐんま黄金』は今回とりかかったら

しばらくは育てないそうですよ。

ワークショップ期間中、このようなツアーも

開催したいと考えております。

ご興味ある方は、ぜひお問い合わせくださいませ!

詳細コチラ

 

お申込み・お問合せは

mail@ton-cara.com

 

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生藍の多色染めと干し葉藍染め

7/18-19の草木屋さんの草木染教室は藍。

生葉では多色染め、

干し葉で青を染めます。

 

生葉ではまず50度のお湯を用意します。

 

生の葉と50度のお湯とで

 

密閉すること2時間。

藍の葉が持つ酵素反応を利用するそうです。

 

2時間経過。

葉を取り出した水はうっすらと色づいています。

 

そこからバリエーション展開。

さきほどの液を煮立たせたり

 

生葉をミキサーにかけたものを加えたり

アルミ媒染をしたり

 

それにしても暑いです。

アルミ媒染の写真取り忘れました。

ごめんなさい。

 

生葉で染めたストール。

綿なので発色は薄めです。

 

藍の生葉からこれだけの色が!

 

二日目は干し葉藍。

藍の葉を乾燥させたものです。

生葉は今の季節限定ですが

干し葉は通年染められます。

 

ハイドロサルファイトとソーダ灰を加えて煮ます。

 

藍と桑の葉とあわせて緑色に染めたい!

という要望が初日に出まして

二日目は急きょ重ね染めも決行。

そういうリクエストを山崎先生は喜びます。

 

藍、反応中。

 

絹のストールは干し葉でこんな色に。

 

糸染めは桑とあわせて、めざせ緑。

 

これは絹。

やっぱり絹は発色しやすいですね。

 

これは藍の花。

とてもきれいで、何かしないともったいない。

『ふせさん、これで何か描けば?』と言われましたが、、、

アドリブに弱いフセは突然言われても

何も思い浮かばない。

藍の花は夏の暑さと共に散りました。。。

 

藍で染めた絹のネックウォーマー。

50度処理の染液のままで染めたもの、

それを加熱した染液や、生葉ジュースを加えたもの、

アルミ媒染を施したもの。

干し葉藍で染めたものなど。

藍からこんなに色んな色が生まれるなんて。

 

藍の染色条件による試験布!

毎月一枚づつ増えてゆきます。

コレクションが楽しくなってきました。

 


藍の多色染めは来年も行います!

気になる方は、チェックしてみてくださいね。

 


次回の草木染教室は8/1-2

咲前神社での野外授業!

神社の椿を採集しそれで椿灰汁をつくって媒染にし

同時進行で採集した桜の葉を使い染め上げます。大昔からの媒染方法です。

詳しくはコチラ

 


9月の草木染教室は9/19-20.

19日は桑の試験染織をおこない

20日には藍・茜・五倍子を用意して

重ね染めの実践をします!

 

お申込みはton-caraまで。

たくさんの方のご参加お待ちしておりまーす

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和綿の教室 7/12 摘芯と今年初めてのつぼみ

今日は和綿の教室でした。

とても暑い中、休みながらの畑仕事です。

 

ここはこんにゃくの産地。

畑に過去のイモが埋蔵されているため

あちこちから、こんにゃくが勝手に生えてきます。

とってもとっても出てくるので、

どなたかほしい方がいたら

お声がけください。

 

ほんとに暑い。

飯塚先生の日よけ対策が、『おーい!はに丸くん』のようです。

それにしても暑い日でした。

 

傍らではむくげの花がまっさかり。

わたと同じアオイ科の仲間です。

 

わた、こんなに大きくなっているんですよ!

ほかと比べても生育がいいみたい。

近所のおじいさんが昔この辺では

わたを育てていたと言っていました。

もともとわた栽培にむいた土地なのかもしれませんね。

 

生育がとてもいいので、摘芯までしました。

上に伸びないよう、先の部分を摘みます。

上に伸びるとそこにパワーがそそがれてしまい、

よい綿花が育たないのです。

 

なんと。

つぼみが付いていました。

今年はじめて。

咲き始めは赤いですが、開くと黄色くなります。

 

畑仕事のあとは、講義です。

有用植物としての綿、

繊維の構造やはたらき、

世界中の綿の、いろんな種類など。

 

今日のお昼は春巻きでーす。

 

午後は糸紡ぎ。

連続して練習しているから、

きれいな糸をとても早く紡げるようになりました!

 

ぽつぽつと来たと思ったら、突然すごい雨。

外が雨でもうもうと見えます。

でも涼しくなってよかった。

 


きっと次回にはたくさんの花が咲いていることでしょう。

次回の和綿の教室は7/27(木)。

いつもは水曜ですが、今度だけ木曜になっておりますので、

お気をつけて。

 

お問合せ、お申込みは 

ton-caraまで。

 

mail@ton-cara.com

 

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連続!座繰りワークショップ。

第一土・日、第三木・金曜日は蚕絲館の東先生による

座繰りワークショップ!

 

今日は養蚕ワークショップで先月収穫した

ご自分の繭を使う方もありました。

感慨深いものがあります。

 

ところで看板に使っていた謎の板は、

東先生のお知り合いの大工さんによって

雪かきの道具であったことが判明。

なぞの備品が多いton-cara。

 

繭を煮ています。

温度調節や蒸らし加減など、微妙なコツがいります。

うまく煮えないと糸が順調に出てきてくれません。

 

お湯の中で煮られた繭、

ひとつひとつから繊維がひきだされ、

なべの上の『弓』でひとつになり、

奥でクルクルまわっている

『鼓車(こしゃ)』でよりかけられ、

一本の生糸として

小枠に巻き取られてゆきます。

 

お昼ですよー。

今日はタイ風とりめし。

レタスは東先生が育てたものを頂きました。

 

ご飯を食べたら午後も頑張ります。

ガラガラガラガラ・・・座繰り器をあやつる音がひびきます。

 

かせに巻きなおしたものに『あみそ』をかけます。

見ていると簡単そうだけど、やってみると

『???』

な、あみそがけ。

 

二日目。

連日で受講される方が3名。

やはり二日連続でレッスンをすると、

身につき方が違います。

そのため座繰りワークショップは

第一土・日、第三木・金と連日で

受講できるようになっています。

 

連日でされていると、みなさん、

体の動きが昨日とまるでちがいます!

 

ところでお昼です。

今日は手作りコロッケ。

今日も蚕絲館さんのレタス登場!

たけのこと一緒に煮てあるお豆も

蚕絲館さんが育てたもの。

ごちそうさまでーす。

 

ご飯を食べたらがんばります。

 

昨日とは、手つきが違う!

二日連日効果!

 

目つきも違う!

二日連日効果!

 

だいぶ太った小枠。

通常ワークショップでは、

一日で300gの繭を引くのですが、

この日はみなさん、400gも引きました!

二日連日効果!

 

どーーーーん!

400gの繭から引いた生糸。

輝いています。

 

この後、ヨリをかける『撚糸』、

そして生糸をやわらかくする『精練』へと進みます。

 

はじめての方、二回目の方、

二日連続でされる方、

養蚕ワークショップで知り合われた方、

いろいろでしたが、

はじめて出会った方々も、

そうとは思えないような

楽しい時間でした。

 

貴重な時間をありがとうございました!

 

 


近日の座繰りワークショップは

7/20(木)、21(金)、8/5(土)、8/6(日)

残席は7/2現在それぞれ2席です。

 

8/5(土)は、特別講習の希望があり、席は埋まってしまっています。

8/6(日)は、いよいよ撚糸に進む方がありますので、

これまで参加された方で、撚糸をしたいという方はいかがでしょうか。

8/6は、現在残席2。

もう1席も埋まるかもしれませんので、お問い合わせはお早めに!

 

お申込みは

mail@ton-cara.com

まで!

 

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和綿の教室 施肥

ゴールデンウィーク明けに種をまき

5/18に芽が出た和綿は

こんなに大きくなりました。

今日は肥料をやります。ちょっと遅いくらい。

 

まずは草取り。毎回草取り。

畝の間からこんにゃくがニョッキリ生えていました。

こんにゃくは植え替え。

寒くなったら収穫しよう。

 

Kさんの農作業スタイルが素敵だったので

写真撮ってしまいました。

エプロンは柿渋です。

 

斜めになってしまっている苗たちは、

姿勢をととのえて

今のうちに軌道をもどしてやります。

 

肥料は株の脇にふたつかみ。

 

農作業がひと段落すると、栗の木の下でお茶タイム。

いつも盛り上がって長引いてしまうので、

今日はタイマーをかける飯塚先生。

 

タイマーのおかげで午前中から勉強がはかどります。

今日は江戸時代の『綿圃要務』などの

文献をもとに講義がありました。

 

機織りをめざしての糸作りですから、

今日は機結びの練習も。

こぶが小さく解けにくい結び方。

機織りには必須です。

 

そして今日も糸紡ぎ。

スピンドルを使い自宅で練習されている方もあり

みなさんドンドンたまってゆきます。

 

おやつは差し入れにもらった びわ。

採れたてですって。

 


和綿の教室、次回は7/12(水)です。

詳細はこちら

お申込みはmail@ton-cara.comまで!

 

 

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紬糸作りのレクチャー

繭を引きのばして作ったわた『真綿まわた』から

ひたすら繊維をひきだし糸をつくるのが紬つむぎ糸。

この日は坂田先生が紬糸つくりのレクチャーを行いました。

(ところで『真綿』って、木綿わたと誤解されがちですが、

繭から作られたわたのこと。むかし木綿が普及する前は

繭から作られたわたを『わた』と呼んでいましたが

江戸時代に木綿が普及して、それまで『わた』と呼んでいた

絹のわたを『まわた』と呼ぶようになりました)

 

これが紬糸。ところどころ細かいフシがあり、

力強くあたたかみのある風合いは、

機械製糸では生まれません。

 

 

紬台に角真綿(かくまわた)をひろげ、繊維をひきだし、

キュッとよりながら、糸を作りためてゆきます。

これは郡上紬のやり方です。

坂田先生は郡上紬を再生し、有名にした

人間国宝・故 宗廣力三氏の開設した

 

工房で修業をしていました。

 

ただひたすら、繊維をひきだして糸にしてゆきます。

 

作りためた糸をかせ上げします。

 

じゃーーん。

こんなにできました!

 

とてもきれい。

機械を通さない手作りの糸は、

不思議なあたたかみを感じます。

 


この日は県外からいらっしゃった方のご依頼で

定期教室以外の日でレクチャーを行いましたが、

通常の織り教室でも要望があればレクチャーできますよ!

紬糸での織りはちょっと大変ですけど。。。

糸を作りためながら織りを習い、腕があがれば

トライできますね。

坂田先生の織り教室は第一月曜・第三日曜日です。

紬糸を作りたい場合は準備があるので

あらかじめお伝えくださいませ。

くわしくはコチラ!

 

 

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草木染教室 五倍子染めと栗染め

6/21・22で開催された草木染教室。

今回は五倍子と栗です。

五倍子はヌルデの木にできる虫こぶ↑↑↑。

むかしはお歯黒に使われました。

 

中の虫を取ってしまいます。

 

20分煮出します。

料理教室のようですね。

 

栗も煮ます。

試験布に使うのは芯材のチップです。

 

天然染料は、予想していた結果が出ないこともあります。

今回も途中まで『うーーーん??』と

山崎先生考えていましたが

 

鉄で媒染して乾かしたら予想していた結果が出ました。

ホッ?

五倍子は染料の量が多いほど発色しにくくなります。

1~4はリットルあたり20gの五倍子、

5~6はリットルあたり5gの五倍子。

その液を希釈して染めます。

それぞれで希釈の濃度をかえています。

原液の方が色が薄いという不思議。

今回は綿で染めたいという方が多かったので

試験布も木綿です。

 

こちらは栗。

上がアルミ媒染、下は鉄媒染。

染料が多いほど赤みが強いようです。

 

一日目の結果をふまえて二日目GO。

二日目は栗の採集もします。

取り払わなきゃと思っていた枯れ枝も

ついでに切ってくれました。

ありがとうございます。

 

採集はやっぱり楽しいです。